予選3試合をフルセットで勝ち抜いたイエストレムスカがアザレンカを倒してグランドスラム大会で初のベスト8進出 [オーストラリアン・オープン]

写真はダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の女子シングルス4回戦でダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)が第18シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を7-6(6) 6-4で退け、四大大会で初のベスト8進出を果たした。試合時間は2時間7分。

 全豪に3年連続6度目(2018年の予選敗退を含む)の出場となる23歳のイエストレムスカは、2019年の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。ダイレクトインだった昨年は、1回戦でエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に4-6 2-6で敗れていた。

 世界ランク自己最高21位で当時29位だった2021年1月にドーピング違反で出場停止処分(のちに落ち度はない判断されて約半年で処分撤回)を受けたイエストレムスカは、2022年にはロシアによるウクライナ侵攻が始まるなどここ数年間は苦しい時期を過ごしてきた。

 この結果でイエストレムスカは、アザレンカとの対戦成績を2勝2敗のタイに追いついた。昨年は9月にグアダラハラ(WTA1000/ハードコート)の2回戦で顔を合わせ、アザレンカが6-4 7-6(5)で勝っていた。

 今大会でのイエストレムスカは予選3試合をすべてフルセットで勝ち抜いたあと1回戦で第7シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-1 6-2で倒す番狂わせを演じ、2回戦でバルバラ・グラチェワ(フランス)を6-3 6-2で、3回戦では第27シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-2 2-6 6-1で破って2019年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来となるグランドスラム16強入りを決めていた。

 イエストレムスカは次のラウンドで、第19シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第1セット0-3とリードされた時点で棄権したため勝ち上がったリンダ・ノスコバ(チェコ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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