フェルナンデスがオーストラリアン・オープン準優勝者ジェン・チンウェンを倒して準々決勝へ [カタール・オープン]

写真はレイラ・フェルナンデス(カナダ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA1000/カタール・ドーハ/2月11~17日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、レイラ・フェルナンデス(カナダ)が第5シードのジェン・チンウェン(中国)を7-5 6-3で下して8強入りを決めた。

 3-5から4ゲームを連取して第1セットを先取したフェルナンデスは、第2セット第6ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって1時間32分でキャリア6度目の対トップ10勝利を挙げた。

 ふたりは2022年3月のモンテレイ2回戦で一度対決しており、そのときもフェルナンデスが6-1 4-6 7-6(3)で勝っていた。

 大会中に19歳の誕生日を迎えた2021年USオープンで準優勝を飾った快挙のあとケガなどもあって一貫した成績を残せなかったフェルナンデスは2022年8月に自己最高13位をマークした世界ランクを昨年6月に96位まで落としてトップ100陥落の危機に瀕していたが、10月の香港でツアー3勝目を挙げるなどして38位として今大会を迎えている。

 自分と同じ21歳のジェンがオーストラリアン・オープンで準優勝した直後だったこともあり、試合後のオンコートインタビューで自身の経験について聞かれたフェルナンデスは「チンウェンの場合はどうかわからないけど、私の軌道はかなり変わったわ」と答えた。

「夢に見たこともなかった大きな大会でトップ選手たちと対戦するようになった。私にとってそれは学び続け、成長し続けるための素晴らしい機会だと思う。若い選手たちが台頭してくるのはテニスにとっていいことよ」

 フェルナンデスは次のラウンドで、第16シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-1 6-7(6) 6-4で破って勝ち上がった第3シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、予選勝者のダニエル・コリンズ(アメリカ)、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 シフィオンテクが第14シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)とのシード対決を6-1 6-4で制したほか、アザレンカが第8シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-0 6-3で退け、パブリウチェンコワは第6シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を7-5 6-3で倒してそれぞれシードダウンを演じた。

 準々決勝ではシフィオンテクがアザレンカと、パブリウチェンコワがコリンズと、プリスコバは大坂と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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