「3度目の正直」でアルカラスから初勝利を挙げたジャリーが決勝進出 [アルゼンチン・オープン]

写真はニコラス・ジャリー(チリ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「IEB+アルゼンチン・オープン」(ATP250/アルゼンチン・ブエノスアイレス/2月12~18日/賞金総額72万8185ドル/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのニコラス・ジャリー(チリ)がディフェンディング・チャンピオンで第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を7-6(2) 6-3で倒して今季初優勝に王手をかけた。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に先取したジャリーは第2セット第1ゲームでサービスダウンを喫したが、直後に追いつくと3-3から最後の3ゲームを連取して1時間56分で過去2戦全敗だったアルカラスに対する初勝利をもぎ取った。

「3度目の正直だ。カルロスはベストプレーヤーのひとりだし、数日前に激闘を戦っていただけに大きな意味がある。フィジカル的にはかなり厳しかったから、戻ってくることができてよかったよ」とキャリア最大の勝利を挙げたジャリーは試合後のオンコートインタビューで語った。

 ツアー4勝目を目指すジャリーは決勝で、フェデリコ・コリア(アルゼンチン)との地元勢対決を6-2 6-3で制して勝ち上がったファクンド・ディアス アコスタ(アルゼンチン)と対戦する。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した23歳のディアス アコスタがツアーレベルでプレーするのはこれが10大会目で、前週のコルドバ(ATP250/クレーコート)で8強入りしたのがこれまでの最高成績だった。

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写真◎Getty Images

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