5年ぶり出場のジョコビッチがオーストラリアン・オープン以来の試合でフルセット勝利「ここで最後にプレーした2019年が昨日のように感じた」 [ATPインディアンウェルズ]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日6~17日/賞金総額1191万8990ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)を6-2 5-7 6-3で振りきりベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、同大会に5年ぶりの出場となるジョコビッチはこれが準決勝で敗れた1月のオーストラリアン・オープン以来となる試合だった。

 危なげなく第1セットを先取したジョコビッチはワンブレークずつで迎えた5-6からサービスダウンを喫してセットオールに追いつかれたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間10分で勝利を決めた。

「彼(ブキッチ)は素晴らしいプレーをしたし、大いに称賛されて当然だ。観客も彼のテニスを評価したし、プレーの質は本当に高かった。素晴らしいフォアハンドと強烈なサービスをいくつか決めてきたし、彼を倒すのは難しかった。彼は狙ったショットを決めてきたけど、第3セットで何とか攻略法を見つけることができた」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「プロテニス選手にとって5年はかなり長い期間だけど、同時にここで最後にプレーした2019年が昨日のように感じたよ」

 406勝(88敗)でトップのラファエル・ナダル(スペイン)に次ぐATPマスターズ大会のマッチ400勝目(86敗)を挙げたジョコビッチは次のラウンドで、ジャン・ジジェン(中国)を6-3 3-6 6-3で破って勝ち上がったラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のルカ・ナルディ(イタリア)と対戦する。

 この日プレーしたジョコビッチ以外のトップ10プレーヤーは第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第7シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第9シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が初戦を突破したが、第8シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)は37歳のガエル・モンフィス(フランス)に0-6 7-6(5) 2-6で敗れた。

 そのほかの試合では第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第13シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第14シードのユーゴ・アンベール(フランス)、第17シードのトミー・ポール(アメリカ)、第19シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)、第21シードのアドリアン・マナリノ(フランス)、第26シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第28シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第29シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)、アルトゥール・フィス(フランス)が3回戦に駒を進めた。

 第23シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)はフィスに3-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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