シフィオンテクがノスコバに逆転勝利で4回戦へ「サンシャイン・ダブルについて話すのはナンセンス」 [マイアミ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~31日/賞金総額877万480ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第26シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)に6-7(7) 6-4 6-4で逆転勝利をおさめて16強入りを決めた。

 一進一退の第1セットをタイブレークの末に落としたシフィオンテクはワンブレーク差で第2セットを取り返し、第3セット第5ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって2時間33分で競り勝った。

 サービング・フォー・ザ・マッチで0-40とされたシフィオンテクは3本連続のウィナーでブレークバックのピンチを回避し、最後はフォアハンドのウィナーを決めて5ポイント連取で試合を締めくくった。

 前週のインディアンウェルズで2年ぶりの栄冠に輝いたシフィオンテクは連勝を「8」に伸ばし、今季の女子ツアー最多のマッチ22勝目(2敗)を挙げた。

 同種目で『サンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)』を2度達成したのは1994年と96年にやってのけたシュテフィ・グラフ(ドイツ)しかいないが、2年前に一度成し遂げているシフィオンテクは「大会の早い段階では困難に陥ることもあるし、サンシャイン・ダブルについて話すのはナンセンスだわ」と話して盛んに騒ぎ立てるメディアを牽制した。

「確かにこの試合で経験を得たし、常に100%快適ではなかったから何にもう少し集中すべきかわかっている。新しいコンディションやボールに慣れるのはもっと簡単だと思っていたけど、今日はやり難かった」

 シフィオンテクは次のラウンドで、第21シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)との同胞対決を6-4 3-6 6-3で制して勝ち上がった第14シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第5シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第19シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)、第20シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)、第23シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、ダニエル・コリンズ(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 シード対決ではペグラが第31シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)を7-5 6-4で倒し、シルステアが第10シードのダリア・カサキナ(ロシア)を7-5 6-2で退け、ナバーロは第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-2 3-6 6-0で振りきった。

 トップハーフ(ドローの上半分)の4回戦ではガウフがガルシアと、ペグラがナバーロと、シルステアはコリンズと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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