ATPがダブルスのテコ入れに着手、新フォーマットのトライアルをマドリッドから実施すると発表

写真は2023年ムトゥア・マドリッド・オープン男子ダブルスで優勝を飾ったカレン・ハチャノフ(左)/アンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 男子プロテニス協会(ATP)を公式サイトを更新し、今月末に開幕するマドリッド(ATP1000/クレーコート)からダブルスにおける新しいフォーマットのトライアルを開始すると発表した。

 最高ツアー責任者(Chief Tour Officer)のロス・ハッチンス(イギリス)はこの試みについて、「我々はツアーとして現状ではダブルスの試合には未開拓の可能性があると信じています。それがエンターテインメントとしての価値をもたらす可能性があることはわかっていますが、ファンと繋がるためには新鮮な話題性が必要です」とコメントした。

マドリッドで試行される変更点

・32ドローではシングルスのランキングでエントリーするチームに最大16枠を確保

・大会2週目の5日間(火曜日から土曜日)のスケジュールを合理化

・4ショット未満のラリーで決まった場合のショットクロックを25秒から15秒に短縮

・チェンジエンドでベンチに座る回数を減らす

・プレー中のファンの移動は自由

 この変更は2024年ATPツアーにおける一部の大会でテストされ、更なる詳細は後日発表される予定になっている。

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写真◎Getty Images

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