園部八奏がITFジュニアのシングルスでキャリア最大のタイトルを獲得 [J500オッフェンバッハ]

写真は2023年ウインブルドンでの園部八奏(与野テニスクラブ)(Getty Images)


 国際テニス連盟(ITF)のジュニア公式戦「J500オッフェンバッハ」(J500/ドイツ・ヘッセン州オッフェンバッハ/4月23~28日/クレーコート)の女子シングルス決勝で第9シードのテオドラ・コストビッチ(セルビア)が3-6 1-3とリードされた時点で棄権したため、園部八奏(与野テニスクラブ)の優勝が決まった。

 16歳の園部がITFジュニアの同種目でタイトルを獲得したのは、昨年12月のブラデントン(J300/ハードコート)以来でキャリア7度目(準優勝1回)となる。ジュニアグランドスラムに次ぐ格付けのJ500大会では昨年10月に木下晴結(LYNX Tennis Academy 大阪)とのペアで臨んだ世界スーパージュニア(大阪・ITC靱テニスセンター/ハードコート)のダブルスで一度勝っているが、シングルスでは初となる。

 今大会に女子日本勢で唯一出場(第6シード)した園部は1回戦でアンナ リン・パルス(ドイツ)を6-3 6-2で、2回戦でアナスタシア・ファーマン(ウクライナ)を6-0 6-0で、3回戦で第11シードのジェリーン・ヴァンドロム(ベルギー)を6-2 7-6(5)で、準々決勝で第4シードのアレナ・コバチコバ(チェコ)を6-0 6-1で、準決勝ではヴィットリア・パガネッティ(イタリア)を6-3 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 この活躍で園部は大会後に更新されるITFジュニアランキングで17位から9位に浮上し、自己最高を更新することが確実となった。

 コストビッチと園部は今大会でペアを組んでダブルスに第4シードで出場していたが、2試合を勝ち上がったあと準々決勝で第6シードのアシルジャン・アリスタンベコワ/ソニア・ジエンバイエワ(ともにカザフスタン)に4-6 6-3 [5-10]で敗れていた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Ret.は途中棄権

日本人選手の試合結果

女子シングルス決勝

○33園部八奏(日本/与野テニスクラブ)[6] 6-3 3-1 Ret. ●9テオドラ・コストビッチ(セルビア)[9]

女子シングルス準決勝

○33園部八奏(日本/与野テニスクラブ)[6] 6-3 6-4 ●63ヴィットリア・パガネッティ(イタリア)

女子シングルス準々決勝

○33園部八奏(日本/与野テニスクラブ)[6] 6-0 6-1 ●48アレナ・コバチコバ(チェコ)[4]

女子シングルス3回戦

○33園部八奏(日本/与野テニスクラブ)[6] 6-2 7-6(5) ●40ジェリーン・ヴァンドロム(ベルギー)[11]

女子シングルス2回戦

○33園部八奏(日本/与野テニスクラブ)[6] 6-0 6-0 ●35アナスタシア・ファーマン(ウクライナ)

女子シングルス1回戦

○33園部八奏(日本/与野テニスクラブ)[6] 6-3 6-2 ●34アンナ リン・パルス(ドイツ)

女子ダブルス準々決勝

●9テオドラ・コストビッチ/園部八奏(セルビア/与野テニスクラブ)[4] 4-6 6-3 [5-10] ○16アシルジャン・アリスタンベコワ/ソニア・ジエンバイエワ(カザフスタン)[6]

女子ダブルス2回戦

○9テオドラ・コストビッチ/園部八奏(セルビア/与野テニスクラブ)[4] 6-1 6-2 ●11ネラ・ヤンドバ/ミア・ポハンコバ(チェコ/スロバキア)

女子ダブルス1回戦

○9テオドラ・コストビッチ/園部八奏(セルビア/与野テニスクラブ)[4] 6-1 6-1 ●10ロアンヌ・ジャファリ/マリエラ・タム(ドイツ)

男子シングルス2回戦

●26本田尚也(日本/文星芸術大学附属高等学校)7-5 3-6 2-6 ○28パブロ マルチネス・ゴメス(スペイン)

男子シングルス1回戦

○26本田尚也(日本/文星芸術大学附属高等学校)2-6 6-2 7-6(5) ●25ビクター・フリードリヒ(イギリス)[9]

男子ダブルス1回戦

●16本田尚也/ダニール・サルクシャン(文星芸術大学附属高等学校/ロシア)[5] 6-4 6-7(4) [5-10] ○15パブロ マルチネス・ゴメス/セルヒオ・プラネッリャ エルナンデス(スペイン)

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写真◎Getty Images

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