前年決勝カードの4回戦は死闘の末にアルカラスがふたたびストルフに勝利 [マドリッド・オープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン/右)とヤン レナード・ストルフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月24日~5月5日/賞金総額924万9713ユーロ/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第23シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)に6-3 6-7(5) 7-6(4)で競り勝ち8強入りを決めた。

 第6ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したアルカラスは第2セットも2-0と先行したが、第4ゲームで追いついたストルフがタイブレークを制して試合を振り出しに戻した。

 第3セットでも先にリードを奪ったアルカラスは5-3からのサービスゲームで40-0としながら4つのマッチポイントを凌がれてブレークバックを許したが、ふたたびもつれ込んだタイブレーク3-4から最後の4ポイントを連取して2時間52分の死闘に終止符を打った。

 ふたりは前年の大会では決勝で対決し、アルカラスが6-4 3-6 6-3で勝っていた。アルカラスは同大会での連勝を「14」に伸ばし、ラファエル・ナダル(スペイン)の持つ同種目の最長記録に並んだ。

 大会史上初の3連覇を目指すアルカラスは次のラウンドで、第24シードのタロン・グリークスプア(オランダ)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのヤニク・シナー(イタリア)、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第21シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第30シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 ラフェチュカが2年ぶりに参戦した37歳のナダルを7-5 6-4で退け、オジェ アリアシムが第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4 7-5で倒してシードダウンを演じたほか、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第8シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第16シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第17シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)はそれぞれシード対決に敗れた。

 準々決勝ではシナーがオジェ アリアシムと、メドベージェフがラフェチュカと、フリッツはセルンドロと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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