2022年インカレ女王の山﨑郁美がダブルスでプロ初タイトルを獲得、シングルスは準優勝 [W35ハンマメット]

写真は女子ダブルスで優勝を飾ったケイトリン・ケベード(スペイン/左)と山﨑郁美(島津製作所)(写真提供◎山﨑郁美:島津製作所所属)


 国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「ハンマメット・オープン」(ITFワールドテニスツアーW35/チュニジア・ハンマメット/4月29日~5月5日/賞金総額2万5000ドル/クレーコート)の女子ダブルス決勝で、第4シードのケイトリン・ケベード(スペイン)/山﨑郁美(島津製作所)が第1シードのマリア フェルナンダ・エラゾ ゴンサレス(コロンビア)/ヤスミン・マンスーリ(フランス)を6-3 7-6(5)で倒して優勝を飾った。試合時間は1時間34分。

 ケベードと山﨑は、今大会で初めてペアを組んでダブルスに出場。22歳の山﨑がITFツアーの同種目を制したのは、大学の先輩でもある松田美咲(エームサービス)とのペアで臨んだ昨年4月のサンタ マルゲリータ ディ プーラ(W25/クレーコート)でキャリア3度目となる。

 亜細亜大学3年生だった2022年に全日本学生テニス選手権(インカレ)の女子シングルスでチャンピオンに輝いた山﨑にとって、昨年12月のプロ転向後初のタイトル獲得となった。

 今大会でのケベード/山﨑は1回戦で梶谷桜舞(ロブテニスアカデミー)/サンドラ・サミール(エジプト)を6-1 6-4で下し、準々決勝はケイラ・マクフィー(オーストラリア)/ガブリエラ・ビラール(アメリカ)が棄権したため不戦勝で勝ち上がり、準決勝では第2シードのジャスミン・ギンブレーレ(オランダ)/ジベック・クランバエワ(カザフスタン)を6-2 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 山﨑はシングルスでもノーシードから4試合を勝ち抜き決勝に進出したが、第2シードのハンネ・バンデウィンケル(ベルギー)に1-6 1-6で敗れて単複2冠はならなかった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

上位の試合結果

女子シングルス決勝

○32ハンネ・バンデウィンケル(ベルギー)[2] 6-1 6-1 ●6山﨑郁美(日本/島津製作所)

女子シングルス準決勝

○6山﨑郁美(日本/島津製作所)6-1 6-3 ●11ジベック・クランバエワ(カザフスタン)

○32ハンネ・バンデウィンケル(ベルギー)[2] 6-4 3-6 6-3 ●24マリー・ブノワ(ベルギー)[3]

女子シングルス準々決勝

○6山﨑郁美(日本/島津製作所)6-4 1-6 6-2 ●1イザベラ・シニコバ(ブルガリア)[1]

○11ジベック・クランバエワ(カザフスタン)7-6(6) 6-4 ●14ディアナ・デミドワ(ロシア)

○24マリー・ブノワ(ベルギー)[3] 6-1 6-2 ●17オドレイ・アルビー(フランス)[5/WC]

○32ハンネ・バンデウィンケル(ベルギー)[2] 6-7(2) 6-2 6-4 ●27マリア フェルナンダ・エラゾ ゴンサレス(コロンビア)

女子ダブルス決勝

○12ケイトリン・ケベード/山﨑郁美(スペイン/島津製作所)[4] 6-3 7-6(5) ●1マリア フェルナンダ・エラゾ ゴンサレス/ヤスミン・マンスーリ(コロンビア/フランス)[1]

女子ダブルス準決勝

○1マリア フェルナンダ・エラゾ ゴンサレス/ヤスミン・マンスーリ(コロンビア/フランス)[1] リタイア ●5ティファニー・ルメートル/イザベラ・シニコバ(フランス/ブルガリア)[3]

○12ケイトリン・ケベード/山﨑郁美(スペイン/島津製作所)[4] 6-2 6-4 ●16ジャスミン・ギンブレーレ/ジベック・クランバエワ(オランダ/カザフスタン)[2]


女子シングルスで準優勝を飾った山﨑郁美(島津製作所)(写真提供◎山﨑郁美:島津製作所所属)

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写真提供◎山﨑郁美:島津製作所所属

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