パリ五輪を見据えるナダルがウインブルドン出場を回避「サーフェスを変えずにプレーするのが身体にとって最善だと信じている」
今年が最後のシーズンになる可能性が高いと言われているラファエル・ナダル(スペイン)が自身のSNSを更新し、ロラン・ギャロスで開催されるパリ五輪でプレーするため今年のウインブルドンに出場しないと発表した。
「ロラン・ギャロスで受けた試合後の記者会見で夏の予定を聞かれたけど、僕はそれ以来クレーコートで練習を積んできた。昨日に僕がパリで開催される夏季オリンピックに出場すると発表された。僕にとって最後のオリンピックだ。この目標のためにそれまではサーフェスを変えずにクレーコートでプレーするのが自分の身体にとって最善だと僕たちは信じている」とナダルはSNSを通して説明した。
「この理由により、今年のウインブルドンには出場できない。僕の心にいつまでも残っているあの素晴らしい大会の雰囲気を味わうことができず、いつも僕に多くの声援を送ってくれたイギリスのファンにお会いできないのは残念だ」
ナダルは今回の発表の中で、オリンピックに備えて7月にバスタッドで開催されるクレーコート大会に出場する予定であると明かした。同大会には今のところ、ATPランキング史上29人目の世界ナンバーワンに輝いたヤニク・シナー(イタリア)も参戦する予定になっている。
写真◎Getty Images
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