ベキッチが元世界2位バドーサを倒して初のベスト8進出 [ウインブルドン]

写真はドナ・ベキッチ(クロアチア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス4回戦で、ドナ・ベキッチ(クロアチア)が元世界ランク2位のパウラ・バドーサ(スペイン)を6-2 1-6 6-4で振りきり初のベスト8進出を果たした。試合時間は1時間38分。

 四大大会でベキッチが4回戦を突破したのは、昨年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来でキャリア3度目となる。同ラウンドでの戦績は、3勝3敗となった。

 同大会に4年連続11回目(2015年の予選敗退を含む)の出場となる28歳のベキッチは、2018年の4回戦進出がこれまでの最高成績だった。第20シードで臨んだ昨年は、3回戦でマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)に1-6 5-7で敗れていた。

 両者は今回が初顔合わせ。先月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で3回戦敗退に終わったあとグラスコートの前哨戦3大会でプレーしたベキッチは、大会前週のバート ホンブルク(WTA500)で準優勝を飾るなど5勝3敗の戦績で本番を迎えている。

 今大会でのベキッチは1回戦でワン・シユ(中国)を3-6 6-3 6-4で、2回戦でラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のエリカ・アンドレエワ(ロシア)を6-2 6-3で、3回戦では第28シードのダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を7-6(4) 6-7(3) 6-1で破って16強入りを決めていた。

 ベキッチは準々決勝で、予選から勝ち上がってきたルル・スン(ニュージーランド)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)の勝者と対戦する。

 26歳のバドーサは背中の疲労骨折に苦しみ昨年の同大会2回戦で途中棄権を強いられたあと戦線離脱を余儀なくされ、2年ぶりにグランドスラム2週目に勝ち進んでいた。

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写真◎Getty Images

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