ガウフがトップシードとして初めて臨むWTA1000大会で初戦を突破 [WTAトロント]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月6~12日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのココ・ガウフ(アメリカ)がワン・ヤファン(中国)を6-4 6-4で下して16強入りを決めた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ガウフはこれが3回戦敗退に終わったパリ五輪以来の試合(シングルス)だった。世界ナンバーワンのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が欠場したため、ガウフはWTA1000大会で初めてトップシードとして臨んでいる。

 4-1から4-4に追いつかれたあと2ゲームを連取して第1セットを先取したガウフは第2セット3-1からブレークバックを許したが、5-4からもう一度相手のサービスゲームを破って1時間28分で試合を締めくくった。

 この試合で25本のウィナーよりも多い34本のアンフォーストエラーを犯したガウフは、「いつもよりミスが多かった気がするけど、全体的には正しい方法でポイントを取っていくことができていたと思う」と試合後のオンコートインタビューで語った。

「とにかく続く2球をもっとうまく決めなくてはならないと感じる。でも全体的には自分のプレーに満足しているわ」

 ガウフは次のラウンドで、マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)を2-6 6-3 7-6(5)で破って勝ち上がった第14シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)と対戦する。

 この日初戦に臨んだガウフ以外の上位シード勢は第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第4シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第6シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、第8シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)が3回戦に駒を進めたが、第5シードのダリア・カサキナ(ロシア)と第7シードのマディソン・キーズ(アメリカ)は敗れた。

 アマンダ・アニシモワ(アメリカ)がカサキナを6-4 6-3で倒し、キーズはペイトン・スターンズ(アメリカ)に6-3 5-7 0-3とリードされた時点で左太腿のケガを理由に棄権した。

 そのほかの試合では第10シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、第11シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)、第12シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、ケイティ・ブルター(イギリス)、エリース・メルテンス(ベルギー)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のテイラー・タウンゼント(アメリカ)、予選勝者のアシュリン・クルーガー(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 第15シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)がクルーガーに4-6 2-6で敗れたほか、ブルターは第1セット1-1の時点で第13シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が腰のケガによりリタイアしたため勝利が決まった。

 3回戦ではサバレンカがブルターと、オスタペンコがタウンゼントと、サムソノワがメルテンスと、ナバーロがコスチュクと、カリンスカヤがアニシモワと、アザレンカがスターンズと、クルーガーはディフェンディング・チャンピオンで第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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