世界1位バーティがガルシアに挽回勝ちして3回戦進出 [武漢オープン]

中国・武漢で開催されている「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月22~28日/賞金総額282万8000ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が1セットダウンから巻き返し、カロリーヌ・ガルシア(フランス)を4-6 6-4 6-1で倒して3回戦へ駒を進めた。バーティは2017年大会の決勝では、ガルシアに敗れていた。

 第1セットで19本のアンフォーストエラーをおかしていたバーティだが、その後はミスを減らすことに成功。「第2セットでは、ちょっとした調整を行わなければならなかった」とバーティは振り返った。

「私はサービスでもう少し賢明にプレーを組み立て、最初の数ポイントでコントロールを握るよう努めなければならなかったのよ」

 バーティは次のラウンドで、第15シードのソフィア・ケネン(アメリカ)と対戦する。ケネンはこの日、エリース・メルテンス(ベルギー)に4-6 6-4 7-6(5)で逆転勝ちした。

 第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は双方のセットで先にブレークされながら巻き返して18歳のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-3 6-3で下し、今月行われた鄭州オープン優勝の勢いを継続させた。

 ウインブルドン・チャンピオンのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と世界ランク3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)も勝ち上がった。第4シードのハレプがバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-3 6-2で倒してストリコバに対する無敗記録を6勝0敗とし、第3シードのスビトリーナはグランドスラム大会を2度制したガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を7-5 6-2で下した。

 スビトリーナは先週の広州で彼女に棄権を強いた、膝の問題の影響らしきものをまったく見せなかった。彼女は第1セットで先にブレークを許しながらも挽回して、中国・深圳で行われるトップ8による「WTAファイナルズ」の出場権獲得に望みをつないだ。

 そのほかの試合では、第10シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)がワン・ヤファン(中国)を6-2 3-6 6-1で退け、第6シードのキキ・バーテンズ(オランダ)が予選勝者のベルナルダ・ペラ(アメリカ)に3-6 6-4 6-2で逆転勝ちし、第8シードのワン・チャン(中国)はマリー・ブーズコバ(チェコ)を6-3 6-3で破り、いずれも3回戦に進んだ。

 一方、第7シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)は予選を勝ち上がったベロニカ・クデルメトワ(ロシア)に6-2 3-6 4-6で逆転負けした。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアシュリー・バーティ(オーストラリア)
WUHAN, CHINA - SEPTEMBER 24: Ashleigh Barty of Australia returns a shot during the match against Caroline Garcia of France on Day 3 of 2019 Dongfeng Motor Wuhan Open at Optics Valley International Tennis Center on September 24, 2019 in Wuhan, China. (Photo by Tao Zhang/Getty Images)

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