準々決勝で実現した注目マッチはジョコビッチがアルカラスに4セットで勝利 [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後に握手を交わすノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)とカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を4-6 6-4 6-3 6-4で倒してベスト4に進出した。

 2-0とリードした直後に追いつかれたジョコビッチは4-4からサービスダウンを喫して第1セットを落としたが、似たような展開で5-4からブレークに成功して第2セットを取り返すと常に先行しながら続く2セットを連取して3時間37分で試合を締めくくった。

 同大会に3年連続20回目の出場となる37歳のジョコビッチは、男子の最多記録となる10度(2008年、11~13年、15~16年、19~21年、23年)の優勝を誇っている。昨年は第1シードから5試合を勝ち上がったが、準決勝でヤニク・シナー(イタリア)に1-6 2-6 7-6(6) 3-6で敗れていた。

 昨年8月にパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)で金メダル獲得して『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+オリンピックの金メダル)』を達成したジョコビッチは2023年11月のATPファイナルズ(イタリア・トリノ/室内ハードコート)を最後にツアーでのタイトルから遠ざかっているが、今大会で勝てば四大大会優勝回数で男女を通した最多記録「24」で並んでいるマーガレット・コート(オーストラリア)を追い抜き単独トップに立つことができる。

 この結果でジョコビッチは、アルカラスとの対戦成績を5勝3敗とした。いずれも決勝で対決した昨年は7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)でアルカラスが6-2 6-2 7-6(4)で勝ったが、8月のパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)ではジョコビッチが7-6(3) 7-6(2)で雪辱していた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した19歳のニシェッシュ・バサバレディ(アメリカ)を4-6 6-3 6-4 6-2で、2回戦で予選勝者のハイメ・ファリア(ポルトガル)を6-1 6-7(4) 6-3 6-2で、3回戦で第26シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)を6-1 6-4 6-4で、4回戦では第24シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-3 6-4 7-6(4)で破って8強入りを決めていた。

 ジョコビッチは次のラウンドで、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準々決勝で、第12シードのトミー・ポール(アメリカ)を7-6(1) 7-6(0) 2-6 6-1で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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