ルーネが今季2度目の決勝進出でトップ10復帰が確定「間違いなくモティベーションになる」 [バルセロナ・オープン]

写真は男子シングルス2回戦でのオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月14~20日/賞金総額288万9200ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 6-2で退け約2年ぶりの優勝に王手をかけた。

 8度あった自分のサービスゲームで10ポイントしか落とさなかったルーネは一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、各セットで2度ずつブレークに成功して1時間7分で快勝した。

「コートの後方から凄くいいプレーができ、とてもうまくペースを調整することができていた」とルーネは試合を振り返った。

「彼はサービスが非常によく、フォアハンドとバックハンドも素晴らしい。だから僕はドロップショットやスライス、高く弾むボールなどを交ぜて相手を苦しめようと心掛けた。バランスが大事なんだけど、今日のプレーには満足している」

 前週のモンテカルロで食中毒の症状に苦しみ初戦で途中棄権を強いられていた21歳のルーネは、決勝に進出したことで昨年4月以来となるトップ10返り咲きが確実となった。

 トップ10復帰について聞かれたルーネは、「間違いなくモティベーションになる。週の初めは特に意識していなかった。僕にとって2025年のクレーコート初戦のようなものだったからね」と答えた。

「(クレーコートの)練習期間だと自分に言い聞かせていたんだ。蓋を開けてみたら凄くいい週になったよ」

 ルーネは3月のインディアンウェルズに続く今季2度目の決勝で、第7シードのアルトゥール・フィス(フランス)を6-2 6-4で破って勝ち上がった2022年&23年大会チャンピオンで第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

 ふたりはプロ大会で過去3戦(Next Gen ATPファイナルズを含む)してアルカラスが2勝1敗でリードしているが、クレーコートでは初対決となる。

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写真◎Getty Images

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