セルンドロが前年に続いて4回戦でズベレフに勝利「最高のテニスができなくても勝つ能力を身につけた」 [マドリッド・オープン]

写真はフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月23日~5月4日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス4回戦で第20シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)が2018年&21年大会チャンピオンで第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-5 6-3で退け、2年連続となるベスト8進出を決めた。

 6-5から初のブレークに成功して第1セットを先取したセルンドロは第2セットも3-0とリードし、残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間29分で今季4度目の対トップ10勝利(3敗)をもぎ取った。

 2年連続で同じ相手に同じラウンド(セルンドロが6-3 6-4で勝利)で敗れたズベレフは、セルンドロに3戦全敗となった。ズベレフは前週のミュンヘンで今季初優勝を飾っていたが、連勝は「7」でストップした。

「彼(ズベレフ)がここでプレーするのが大好きだと知っているから、本当にうれしいよ。昨年の大会で僕が彼に勝ったときにそう言っていたんだ」とセルンドロは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今年はあまりいいプレーができていないときでも試合に勝つ方法を学んだ。最高のテニスができなくても勝つ能力を身につけた。今シーズンのプレーぶりには凄く満足している」

 セルンドロは次のラウンドで、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-3 6-2で破って勝ち上がった第22シードのヤクブ・メンシク(チェコ)と対戦する。

 同日に行われたトップハーフ(ドローの上半分)の試合では第9シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第31シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)に3-6 6-1 6-4で逆転勝利をおさめ、第14シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)は第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-5 6-4で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

 そのほかの試合では第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)、第6シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第10シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第11シードのトミー・ポール(アメリカ)、第15シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第16シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のガブリエル・ディアロ(カナダ)が3回戦を突破した。

 第30シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がドレイパーに第1セットを6-7(2)で取られた時点で腹筋のケガを理由に棄権したほか、第17シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第24シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第29シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)はそれぞれシード対決で上位選手に敗れた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の4回戦ではドレイパーがポールと、デミノーがムゼッティと、ディミトロフがディアロと、ティアフォーはマッテオ・アルナルディ(イタリア)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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