シフィオンテクが大会白星デビューで3回戦へ、アンドレエワは初戦で37歳シグムンドに逆転負け [武漢オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「Dongfeng Voyah武漢オープン」(WTA1000/中国・湖北省武漢/10月6~12日/賞金総額365万4963ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がマリー・ブーズコバ(チェコ)を6-1 6-1で退け大会白星デビューを飾った。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。第1セット4-0から一度だけサービスダウンを喫したシフィオンテクは続く2ゲームを取って第1セットを先取し、第2セット2-1から最後の4ゲームを連取して1時間19分で快勝した。

 30度を超える高温のため月曜日にはヒートルールにより屋外コートの試合は中断を余儀なくされ、この日も12時30分から17時30分まで同ルールが適応された。

「正直に言って、各地で年々暑くなっているように感じる。私も既に経験しているから、ポイント間にしっかりリカバリーしてできるだけ質の高いプレーをすることに全力を尽くそうとしている。でも間違いなくチャレンジだわ」とシフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「昨日はほとんどの選手にとって過酷だったから、試合がなくてよかったと思う。センターコートはエアコンが効いていて少し涼しいけど、外のコートでは選手が倒れてしまうのではなく試合ができる時間帯に行われるよう願っている」

 今季のマッチ60勝目を挙げたシフィオンテクは次のラウンドで、第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)とエリース・メルテンス(ベルギー)の勝者と対戦する。

 ベンチッチは同日に行われた1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-2 6-2で破って勝ち上がった。

 この日は2回戦がもう1試合行われ、37歳のラウラ・シグムンド(ドイツ)が1セットダウンから巻き返して第5シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)を6-7(4) 6-3 6-3で倒す番狂わせを演じた。

 1回戦に臨んだベンチッチ以外のシード勢は第11シードの大坂なおみ(フリー)&第12シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)&第16シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)が勝ち進んだが、第14シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)はワイルドカードで出場したジャン・シューアイ(中国)に2-6 6-2 3-6で敗れた。

 そのほかの試合では前週の北京で準優勝を飾ったリンダ・ノスコバ(チェコ)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、アン・リー(アメリカ)、ジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)、マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)、レベッカ・スランコバ(スロバキア)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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