ティームがグラスコートでベレッティーニを破り、ベルリンのエキシビション大会で優勝

ドイツ・ベルリンのグラスコートで行われたエキシビション大会「bett1 ACES」の男子シングルス決勝で、ドミニク・ティーム(オーストリア)がマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に6-7(4) 6-4 [10-8]で競り勝ち優勝を遂げた。

 ベルリンのグルーネヴァルト地区にある「シュテフィ・グラフ・スタジアム」は観客の人数に制限がある中、かなりガラガラに見えた。5000人収容のスタジアムに入場を許されたファンは800人程度に過ぎず、雨で開始が7時間遅れたあとに決勝を会場で観戦した客の数は実際にはそれを下回っていた。

 エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)とペトラ・クビトバ(チェコ)の間で争われる女子決勝がこの試合のあとに予定されていたが、金曜日に延期された。行われるはずだった男女の3位決定戦は、雨のためにキャンセルされた。

 閉鎖されたベルリンの元国際空港(テンペルホーフ空港)の格納庫に設置された屋内ハードコートで行われる大会2戦目は、金曜日にスタートする。

 プロテニスが新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため休止となった中、このふたつのベルリンの大会は6月に予定されていたWTA大会の代わりとして開催された。もしスケジュールに変更がなければ、WTAツアーで国際ドイツ選手権が最後に行われた2008年以降では初めてツアーレベルのテニス大会がベルリンに戻ってきたことを示す大会になるはずだった。

 このエキシビション大会で「シュテフィ・グラフ・スタジアム」を訪れたファンたちは、間隔を空けて座るよう要請された。観客たちは警備員から体温を測定される前に、服の上から消毒剤のミストを吹きかけるマシンの中を通り抜けるよう求められた。

 試合はプレーヤーの疲労を軽減するため第3セットがスーパータイブレークとなり、コート内の人数を減らすため線審の代わりにエレクトリック・ラインコールが使われた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はドミニク・ティーム(オーストリア/右)とマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)
BERLIN, GERMANY - JULY 15: Dominic Thiem of Austria and Matteo Berrettini of Italy after the final match of day 3 of the tennis tournament bett1ACES at Steffi-Graf-Stadion on July 15, 2020 in Berlin, Germany. (Photo by Maja Hitij/Getty Images)

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