スイス室内が今年の大会中止を決定「最初から問題外だった」
ATPツアー公式戦の「スイス室内」(スイス・バーゼル/室内ハードコート)が新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、記念すべき50周年を迎える予定だった今年の大会の中止を決定した。
主催者は決断の理由について、公衆衛生と経済面が不確実な中で「前に進めるのは無責任で困難」であると説明した。
大会責任者のロジャー・ブレンワルド氏は、「ソーシャルディスタンスを取ることや密閉空間でのプレーは、我々にとって最初から問題外でした」とコメントした。
地元バーゼルの偉大な英雄であるロジャー・フェデラー(スイス)は子供のころにこの大会でボールボーイを務めたあと同大会で記録的10回の優勝を果たしたが、今年の大会には参加できないことがすでに決まっていた。
フェデラーは右膝の手術からの回復過程で故障がぶり返し、今月に入って2度目の手術を受けたために2021年シーズンまでプレーしないことを発表していた。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は昨年のスイス室内の男子シングルス表彰式でのロジャー・フェデラー(スイス/中央)(Getty Images)
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