今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)」の大会3日目、女子シングルス2回戦。
 
 カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は自分の2回戦の相手が試合の終盤にメディカル・タイムアウトをとったときに、何を意図していたかはっきりわかっていたと非難じみた口調で言った。その中断はトレーナーから治療を受けるためというより、策略だったというのだ。

「明らかに、彼女は私のリズムを崩そうとしていたのよ。何か身体に悪いことがあったとは思わない。彼女は問題なく走っていた。それは彼女が前にもやったことのあるトリックよ。そういうことをやってくるのはわかっていたわ」とウォズニアッキは試合後にコメントした。

 もしウォズニアッキの言う通りだったとしても――驚きではないことに第23シードのデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)は腰に問題があったと言い、それがトリックだという説を否定した――その策略は勝利を遅らせただけで、最終的に結果を変えることはなかった。

 ウォズニアッキは試合を終えるのに6つのマッチポイントを必要としたが、イエストレムスカを7-5 7-5で倒して最終的にはとどめを刺し、そのキャリアを延長させた。彼女はオーストラリアン・オープン後に引退すると発表している。

 2018年オーストラリアン・オープンのチャンピオンで元世界ランク1位のウォズニアッキは、その水曜日の試合でたちまち1-5とリードされて非常に悪いスタートを切った。

「彼女はフルスイングで試合を始め、打つショットすべてが入ってくる感じだった。そんなふうに打つことが可能だと、彼女自身がわかっていなんじゃないか思うようなボールまで」とウォズニアッキは振り返った。

「私は、『こんなことが続くわけはない』と考えていた。『もし続いたなら、私にできることはあまりないわ』と。でも、それから彼女はミスをおかし始めた」

 第2セットでも類似したことが起きた。イエストレムスカは最初3-0でリードしていたが、そこから崩れた。

 試合後のマーガレット・コート・アリーナにはスピーカーから『スウィート・カロライン』が鳴り響き、その中でウォズニアッキは涙を流していた。

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 22: Caroline Wozniacki of Denmark celebrates after winning her second round match against Dayana Yastremska of Ukraine on day three of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on January 22, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by James D. Morgan/Getty Images)


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