覚えたいのはナチュラルスピンサービス「ドリル50|超基礎編」_ドリル06-10「テークバック編」【本誌連動動画】

テニスマガジン2020年9月号の巻頭技術特集は、堀内昌一先生(亜細亜大学教授 / テニス部監督)がナチュラルスピンサービス(自然な回転がかかったサービス/サービスの基本となる打法)を覚えるためのドリルを〈50〉指導しています。ここに紹介する動画は、そのうちのドリル06から10まで、「テークバック編」です。動画の詳しい解説は前述のテニスマガジン2020年9月号に掲載しています。テキストと動画は連動していますので、あわせてご覧ください。(編集部)


ドリル06|ゴロキャッチ&スロー



 サービスを覚える際に一番重要な練習はピッチングと考えます。グローブと軟球を用意しましょう(学生はマイグローブを持っています)。テニスボールより、重さがあるボールを使ったほうが腕を振りやすく、投げやすくなります。それから肩、肘、腕、手首などの位置と、連動も理解しやすく、手首だけで投げることを防ぐことができます。 
 2人1組となり、ひとりはゴロを転がして、もうひとりがそれを拾い上げてサイドスローで投げ返します。ゴロを拾い上げて投げる動作がサービスのテークバックから切り返し動作です。


ドリル07斜めキャッチ&スロー






 3人1組でキャッチボール(グローブと軟球を使用)を行います。三角形になって順序よく捕球と送球を行います。ボールが斜め方向から飛んできたときには、捕球をしながら身体をひねることで、後方へ深くひねれます。

 飛んでくるボールの方向を向いて、身体の正面でボールをキャッチするようにします。そうすることで深くひねることができ、続いて投げる約束の方向へ身体をひねり戻します。ボールを捕ったらすぐに投げる、身体をひねって戻す動作を止めないように。キャッチ&スローを全身が連動するように行います。


ドリル08|キャッチボール即返球



 2人1組で高速でキャッチボールを行います。ボールを速く投げるというより、動作そのものを高速で行ってください。捕球して送球までの時間を短く、しかし身体のひねり戻しは十分に、素早く行います。

 両肩、両腕は同期します。トスアップ、テークバック、切り返し、フォワードスイング、フォロースルーと、サービスとまったく同じ動作です。違うのは動作方向だけ。動作を連動させて、それを高速で行えるようにするために、このキャッチボールをうまく活用してください。


ドリル09|素振り(パワーストローク)




ドリル10|バランスボールリフト



 正しいテークバックを覚えます。クローズドスタンスでバランスボールを両手で持ち、体幹をうまく使いながらテークバックをします。身体をひねりに合わせて、ボールは後方へ持っていきます。そのとき肘の角度は90度くらい。テークバックで一瞬静止し、そこからボールの位置は変えずに身体をひねり戻すと、肘が前に出てきてフォワードスイングに切り返し。腕の通り道を確認できます。

https://tennismagazine.jp/magazine/detail/3

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