30代からのシニア強化プログラム(2)担当は丸山淳一コーチ「厚い当たりのフォアハンド」
みなさん、厚い当たりの感覚がつかめてきました!
石橋さん|Before
練習
石橋さん|After
石橋さん
身体全体がうまく動けば、腕でスイングするよりずっとパワーが出る
身体のひねりとひねり戻しが、自分が思っていた以上の何倍も必要だということがわかりました。すごく身体を動かすんだなというのが感想です。全体がうまく動くといいボールが打てました。ラリーでは、まだまだ難しいですが、やるべきことはわかったので続けていきたいです。この動きを当たり前に身につけたら、全身でスイングするので、腕でスイングするよりずっと楽だと思いますし、パワーも出ると思います。自分はもう少しグリップを厚くしたいと思いました。
丸山コーチからアドバイス
グリップを少し厚くされたのかもしれませんが、今のままでも問題ありません。身体のひねりを使うようにした中に、いい当たりが多く見られました。一つアドバイスしたいのは、今は打点が遅れないようにするためだと思いますが、手首を固めていますね。回転運動のストロークではリストも使いたいので固める必要はありません。固めると加速ができなくなります。全身を使って、力が入る打点(前)で打つことだけを意識しておきましょう。
鈴木さん|After
鈴木さん
胸の上はこんなに動くのか!と思いました。3000回リピートします!
これまで、腰のひねりは十分使ってプレーしているつもりでしたが、それができていなかった。身体の回転をほとんど使っていないことがわかって、特に“胸から上”がこんなに動くのか!と思いました。いろいろな練習をやって感覚がつかめたので、記憶の書き換えのため、丸山コーチが言うように“3000回リピート”します!(笑)、頑張ります。
丸山コーチからアドバイス
軟式テニス出身の人が硬式テニスをやると、ボールがよく飛んでしまいます。それで鈴木さんもフォームを小さくしてボールを入れにいってしまうようになったのでしょう。鈴木さんのスイングは生かしたほうがいいと思います。もっと胸の動きを使えば、スイングが加速して、打点は前足よりも、胸よりも前になります。スイングが加速する途中にインパクトがあります。
藤江さん|Before
練習
藤江さん|After
藤江さん
グリップを厚くしたらラケットが立つようになって、打点も前になっている
30年以上もやってきたことを変えるのは簡単ではないですが、もっと試合で勝ちたいですからね、少しずつ変えます。グリップを厚くする、ラケットを立てる(テークバック)、インパクトポイントは足の前。この3つがこれまでと違いますね。少しグリップを厚くしたのですがテークバックで自然にラケットが立ちます。そのままボールを打ちにいけば、打点もなんとなく前になっていきます。以前より、ボールがラケットに乗る感じがするし、力が入っている気がします。これからも意識してやっていきたいです。
丸山コーチからアドバイス
藤江さんはもう少しグリップを厚くしたいです。最初よりも胸が後ろを向くようになってひねり戻しがあります。身体に腕がついてくる感じが出てきたところです。続きで、後ろ肩がネットを指すくらい、出てくるイメージを持ちましょう。胸部や肩甲骨の可能域が広がってくるともっと動くようになるので、ストレッチも続けてください。振れば振るほど入るストロークを身につけたらきっとものすごく楽しいと思いますし、楽にスイングできるようになります。
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