メドベージェフ、チチパス、ルブレフが3回戦で敗退 [マドリッド・オープン]
ガリンは第3セットで2度サービスブレークに成功し、ATPマスターズ1000の大会では2度目となるベスト8進出を果たした。彼は次のラウンドで、予選勝者のフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を7-6(4) 6-4で破って勝ち上がった第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。
センターコートの第1試合では第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)がアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-6(7) 6-4で倒し、準々決勝に駒を進めた。USオープン優勝者のティームは低調なシーズン序盤を過ごしたあと、数週間の休みを取ってリフレッシュして今大会に臨んでいる。
「いくつかの長くていいラリーがあった。僕は何度も何度も息が上がっていたよ。多くのボールを追って走り、僕にとって試合のリズムを取り戻すのに最適の戦いだったんじゃないかな。休養明けの大会でもあり、戻ってきて来週に向けて調子を上げていく意味でも僕にとってはいいことなんだ」とティームはコメントした。
ティームの準々決勝の対戦相手は、ジョン・イズナー(アメリカ)に決まった。イズナーは第3セットのタイブレークを締めくくった2本も含め、29本のサービスエースを決めて第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に7-6(4) 3-6 7-6(4)で競り勝った。
「正直に言って、アンドレイのほうが優れた選手だったよ。僕のサービスが僕を試合の中に留まらせてくれていたんだ。僕のキャリアを通して頻繁にそうだったようにね」とイズナーは振り返った。
バルセロナでラファエル・ナダル(スペイン)に優勝を阻まれた第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は、キャスパー・ルード(ノルウェー)に6-7(4) 4-6で敗れた。ルードはモンテカルロとミュンヘンでも準決勝に進出するなど、このところ調子を上げている。
「気分はいいよ。特にここヨーロッパのクレーコートではね。僕は去年もすごく楽しみにしていたんだけど、残念ながらすべての選手たちが奪われたシーズンの一部になってしまったからね。これは僕らが去年プレーできなかった大会のひとつだったから、プレーの一瞬一瞬を楽しんでチャンスを無駄にしないようにしているんだ」と世界ランク22位のルードは語った。
そのほかの試合では第1シードのナダルが予選勝者のアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-3 6-3で、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がダニエル・エバンズ(イギリス)を6-3 7-6(3)で、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)はアスラン・カラツェフ(ロシア)を6-4 6-3で下し、ベスト8が出揃った。
準々決勝ではナダルがズベレフと、ブブリクはルードと顔を合わせる。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(APライター◎テレス・アゾーニ/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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