ジョコビッチが快勝で3回戦を突破、戻ってきたファンの存在を謳歌 [イタリア国際]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月9~16日/賞金総額256万3710ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦でアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-2 6-1で下した試合を通し、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)はそのすべての瞬間を楽しんでいる様子を見せた。

 フォロ・イタリコに観客が戻り、太陽が暖かく照る中でジョコビッチのテニスは波に乗っている。

 新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる規制の一環として大会の序盤は無観客で行われていたが、木曜日にはイタリア政府の再開プランに従い収容人数の25%ほどに当たる観客の入場が許された。

「観客がいて“いい”ではなく、“素晴らしい”だ。他の皆同様、僕は観客がいないことを本当に寂しく思っていた。ファンたちの存在は、僕がプレーを続けている最大の理由のひとつでもあるんだ」とジョコビッチはコメントした。

「だから観客たちが戻ってきたのを見ることができてよかったよ。1日でも大会に長く残って、観客たちがいる環境もっと楽しみたいんだ。彼らは間違いなくコートで僕を素晴らしい気持ちにしてくれたし、僕も楽しかったよ」

 スペイン・マルベーリャでジョコビッチはよくダビドビッチ フォキナと練習をしており、恐らくプレーを熟知していることもあって最初のゲームでダビドビッチ フォキナはいきなりブレークに成功した。しかしジョコビッチは直ぐにブレークバックし、迅速に試合の主導権を握った。

 パンデミックにより9月に開催された昨年の大会で5度目の栄冠に輝いたジョコビッチは、今月末のフレンチ・オープン前にクレーコートでのテニスを高めていこうとしている。

 やや荒れたクレーコートシーズンのスタートを切ったジョコビッチは、モンテカルロの3回戦でダニエル・エバンズ(イギリス)に敗れ、自身のテニスクラブで開催されたセルビア・オープンでは準決勝でアスラン・カラツェフ(ロシア)に競り負けた。

 この日のプレーについてジョコビッチは、テイラー・フリッツ(アメリカ)に対する初戦に比べて少なくとも20~30%はよかったと自己評価した。

「だから僕はいい軌道に乗っている。そして明日はもっとよくなるように願っているよ」

 ジョコビッチは次のラウンドで、モンテカルロでマスターズ初制覇を果たした第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。世界ランク5位のチチパスは、マドリッド・オープン準優勝者で第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を7-6(3) 6-2で退けた。

 会見時にまだどちらと対戦するか知らなかったジョコビッチは、次の試合について「激しい戦いとなるだろう。お互いに今、非常に調子がいい選手たちだ」と話していた。

 そのほかの試合では第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、ライリー・オペルカ(アメリカ)、予選勝者のフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。ソネゴは第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)との接戦を6-4 6-7(5) 7-6(5)で制し、地元イタリア勢で唯一勝ち残った。

 準々決勝ではナダルがズベレフと、ルブレフがソネゴと、オペルカはデルボニスと顔を合わせる。(APライター◎アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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