初日から準優勝歴2回のティームが敗れる波乱、35歳アンドゥハルが2セットダウンから逆転勝利 [フレンチ・オープン]

写真はドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が35歳のパブロ・アンドゥハル(スペイン)に6-4 7-5 3-6 4-6 4-6で敗れる波乱が起きた。試合時間は4時間28分。

 ロラン・ギャロスに8年連続出場となった27歳のティームは2016年から4年連続で準決勝以上に進出して2018年と19年に準優勝した実績を持っており、初戦敗退を喫したのは今回が初めてとなる。ティームは昨年9月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で悲願のグランドスラム初制覇を果たしたあと、秋に開催された昨年の大会では準々決勝でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に6-7(1) 7-5 7-6(6) 6-7(5) 2-6で敗れていた。

 アンドゥハルは次のラウンドで、フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)とラドゥ・アルボット(モルドバ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第11シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、第12シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、第23シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第27シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)、マートン・フチョビッチ(ハンガリー)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、予選勝者のヘンリー・ラクソネン(スイス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエンゾ・キュアコ(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 第25シードのダニエル・エバンズ(イギリス)はキツマノビッチに6-1 3-6 3-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○71ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)1-6 6-3 6-3 6-4 ●72ダニエル・エバンズ(イギリス)[25]

○73カレン・ハチャノフ(ロシア)[23] 6-1 6-2 6-3 ●74イリ・ベセリ(チェコ)

○78ヘンリー・ラクソネン(スイス)[Q] 6-1 6-3 4-6 6-2 ●77ヤニック・ハンフマン(ドイツ)

○80ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)[11] 6-4 6-4 6-2 ●79マリオ・ビエラ マルチネス(スペイン)[Q]

○89ファビオ・フォニーニ(イタリア)[27] 6-4 6-1 6-4 ●90グレゴワール・バレール(フランス)[WC]

------

○91マートン・フチョビッチ(ハンガリー)6-4 6-1 7-6(5) ●92ジル・シモン(フランス)

○95パブロ・アンドゥハル(スペイン)4-6 5-7 6-3 6-4 6-4 ●96ドミニク・ティーム(オーストリア)[4]

○110エンゾ・キュアコ(フランス)[WC] 7-6(3) 6-4 6-3 ●109イゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)

○112パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[12] 6-3 6-4 6-3 ●111ノルベルト・ゴンボス(スロバキア)

○115ギド・ペラ(アルゼンチン)6-3 7-6(4) 7-5 ●116ダニエル エライ・ガラン(コロンビア)[Q]

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles