ジョコビッチがUSオープンで歴史に挑戦、初戦は火曜日のナイトセッション
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)が開幕し、初日はボトムハーフの男女シングルス1回戦が行われる予定になっている。
あるひとつのコートでの筋書きが、他の話題を凌駕している。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はこのUSオープンで、ふたつの重大な目標を追っている。
今大会でジョコビッチが勝てば男子では1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以来となる『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成することができると同時に、男子の最多記録を分かち合っているロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)を追い抜く21回目のグランドスラム制覇を果たすことになるのだ。
「その瞬間を目撃できたら凄いだろうね。もちろん彼の前には彼を阻止しようとする127人のプレーヤーがいる。それでも彼は、優勝候補の筆頭だよ」と第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)はコメントした。
フェデラーとナダルはケガのため、今年はもうプレーすることができない。彼ら以外にもディフェンディング・チャンピオンのドミニク・ティーム(オーストリア)やセレナとビーナスのウイリアムズ姉妹(アメリカ)がそれぞれケガで出場を取り消し、今年の大会には多くのスター選手が不在となっている。
第1シードのジョコビッチの行く手に立ちはだかる挑戦者たちの中には、グランドスラム大会で決勝に進出した実績を持つ20代のカルテット(4人組)がいる。第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)はそれぞれ、虎視眈々と初優勝の機会をうかがっている。
長年に渡って男子テニスを支配してきた『ビッグ3』もフェデラーが40歳、ナダルは35歳、ジョコビッチも34歳となった中、フランシス・ティアフォー(アメリカ)は「戦況は間違いなく変わりつつある。問題は誰が誰がそれを奪うかということだ」と未来を見据えて語った。
ジョコビッチの1回戦は火曜日に組まれており、アーサー・アッシュ・スタジアムのナイトセッションで予選勝者のホルガー ビトゥス ノズスコフ・ルーン(デンマーク)と対戦する予定になっている。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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