「マルチナと名前が並んで感激!」優勝したベンチッチがヒンギス親子に感謝 [WTAチャールストン]

写真は今季初優勝を飾ったベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「クレジット・ワン・チャールストン・オープン」(WTA500/アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン/4月4~10日/賞金総額88万8636ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第10シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第4シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-1 5-7 6-4で倒して、優勝インタビューで語った。

「ありがとう。本当にバトルだった。オンスを相手に自分がもうどうしていいかわからないところまで追い詰められた。特に第3セットでは彼女に押し込まれ、とにかく落ち着きを失わないようにして、クレーコートで初めて優勝できて本当にうれしい。今はうれしくて言葉にならない。物凄く疲れたから休みが必要だわ!」

マイアミでベスト4、今大会優勝。好調の要因は?

「充実した練習のおかげだと思う。シーズン初めはあまりよくなかった。登山をしてリチャージしてからよくなった。インディアンウェルズで結果は出なかった(1回戦敗退)けど、感触はかなりよくなっていた。それでも挑戦し続けたら徐々にいろんなことが噛み合ってきて、試合でもうまくいくようになった。何とか壁を突き破って、すべてがうまくいき始めた」

今回が初めてのクレーコートでの決勝。2014年、17歳でこの大会に出場したときはベスト4だった。

「当時は私にとってツアーの準決勝は初めてだった。初めてトップ100入りを果たしたところでもあるから、ここはとても思い出深い場所。17歳で準決勝までいったとき、もう二度とここまで勝ち進めないかもと考えたりもした。それでもしっかりここに立つことができて、歴代チャンピオンたちと肩を並べられてうれしい」

その名前の中にマルチナ・ヒンギス(スイス)の名前も入っている。彼女の母親がコーチだった時期もあるから、特別な思いがあるのではないか?

「マルチナ・ヒンギスは私の憧れの存在。物凄く特別な思いがある。彼女を観て育ち、彼女と一緒に打てるようになり、彼女の母親がコーチになってくれた。彼女たちにすべてを教わり、感謝してもしきれない。彼女たちがいなければここにもいなかった。マルチナはどんな大会でも勝つことができ、私も彼女のような道を歩みたいと思った。彼女の名前と並ぶことができて、本当に感激している。彼女たちもこの優勝を喜んでくれれば嬉しい」


2014年の東レ・パンパシフィックオープンにダブルスで出場したマルチナ・ヒンギスとベリンダ・ベンチッチ(右/ともにスイス)(Getty Images)

君は昨年の東京オリンピックで金メダルを獲得して、五輪のタトゥーを入れた。今大会で優勝したから、南カリフォルニア州のシンボルでもあるパルメットヤシのタトゥーを入れるのはどうだい?

「いいアイディアかもしれないけど、体中にタトゥーがあってもね…。そんなに多くのタイトルを獲った訳じゃないけど…。でも、心の中にはいつまでも残るはずだわ。とてもうれしいわ」

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写真◎Getty Images

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