モンテカルロのトラウマを乗り越え、シュワルツマンがまず1勝 [バルセロナ・オープン]

写真はディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月18~24日/賞金総額280万2580ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第6シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-2 6-2で下してベスト16に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、シュワルツマンはこの試合が初戦だった。

 前週のモンテカルロ準々決勝で最終的に優勝したステファノス・チチパス(ギリシャ)に対して第3セット4-0とリードしながら逆転負けしていたシュワルツマンは勝利後の記者会見で、「先週、僕は準決勝進出のチャンスを手にしていたけど、それを掴めなかった。チチパスとの試合後、本当に悲しかった」とモンテカルロでの惜敗に言及した。

「彼は優勝したから僕はチャンピオンに対して敗れた訳だけど、僕はモンテカルロで、マスターズ1000の大会で準決勝に進出するチャンスを手にしていたんだ。恐らくそれが、先週から得たポジティブなことだろう。今週は既に最初の試合に勝った。僕には向上させ続けなければならないことがいくつかあるけど、そうやっていけばこのクレーコートシーズンで多くの試合に勝つチャンスがあるとわかっている」

 試合を通して7度ブレークしたが自分のサービスゲームを3度落としたシュワルツマンは、「恐らく僕は、次のラウンドに向けて改善すべきことがたくさんある。サービスがよくなかったかもしれないし、試合の出だしにはミスが多すぎた」と反省点を挙げた。

「第2セットでは自分のベストテニスができていたと思うけど、僕は多くのミスを犯し過ぎていた。彼は4-2としたときに試合の中に戻ってくるチャンスを手にしていたけど、僕がふたたびチャンスをものにして、最後のゲームではうまくやれたと思う」

 シュワルツマンは次のラウンドで、第12シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を6-4 7-6(8)で破って勝ち上がった20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。両者は前週にモンテカルロの3回戦で戦ったばかりで、そのときはシュワルツマンが2-6 6-4 6-3で勝っていた。

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写真◎Getty Images

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