シャポバロフがソネゴを倒して初戦突破、ネットを越えての抗議に謝罪 [イタリア国際]

写真はデニス・シャポバロフ(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月8~15日/賞金総額600万8725ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第13シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)がロレンツォ・ソネゴ(イタリア)に7-6(5) 3-6 6-3で競り勝った。

 タイブレークの末に第1セットを先取したシャポバロフは第2セット3-4の場面で判定に抗議し、ポイントペナルティを取られてブレークを許した。シャポバロフがデュースの場面で放ったセンターへのセカンドサーブに対してソネゴがアピールし、主審がアウトと判定すると納得がいかないシャポバロフはネットを跨いでボールの落下地点を示して食い下がった。

 試合後にシャポバロフはその場面のことを謝罪したが、ダブルフォールトとポイントペナルティを課されてそのゲームを落とし、次のゲームをソネゴがキープしてセットオールに追いつかれた。しかしシャポバロフは第3セット第2ゲームで相手のサービスゲームを破ったリードを最後まで守り切り、サービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして3時間10分の試合を締めくくった。

 シャポバロフは次のラウンドで、ダニエル・エバンズ(イギリス)を7-6(2) 6-2で破って勝ち上がったニコラス・バシラシビリ(ジョージア)と対戦する。

 この日プレーしたシャポバロフ以外のシード勢は第15シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)がフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を6-3 6-2で下して2回戦に駒を進めたが、前年4強入りした第14シードのライリー・オペルカ(アメリカ)はケガからの復帰3戦目に臨んだ元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)に6-3 5-7 2-6で敗れた。

 ワウリンカと同じくケガからの復活を目指している元世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)は地元選手のファビオ・フォニーニ(イタリア)に4-6 6-7(5)で競り負け、復帰後初勝利を挙げることはできなかった。

 そのほかの試合ではアレックス・デミノー(オーストラリア)、カレン・ハチャノフ(ロシア)、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)、トミー・ポール(アメリカ)、ジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)、予選勝者のラスロ・ジェレ(セルビア)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のマルコス・ギロン(アメリカ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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