イーストボーン優勝のフリッツが予選勝者クブラーを退け初のグランドスラム準々決勝へ [ウインブルドン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が予選から勝ち上がってきたジェイソン・クブラー(オーストラリア)を6-3 6-1 6-4で下し、グランドスラム大会で初めてベスト8に進出した。試合時間は2時間。

 ウインブルドンに2年連続6度目の出場となる27歳のフリッツは、昨年の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。そのときは1ヵ月前にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)2回戦で右膝を負傷して手術を経た復帰戦だったにもかかわらず2勝を挙げたあと、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に7-6(3) 4-6 3-6 6-7(4)で敗れていた。

 今シーズンのフリッツは3月にインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)でキャリア最大のタイトルを獲得し、大会前週のイーストボーン(ATP250/グラスコート)で3年ぶり2度目の優勝を飾って今大会を迎えている。

 この結果でフリッツは、クブラーとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2018年8月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の2回戦で一度顔を合わせており、クブラーの途中棄権でフリッツが勝っていた。

 今大会でのフリッツは1回戦でロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-4 6-4 6-3で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のアラステア・グレイ(イギリス)を6-3 7-6(3) 6-3で、3回戦ではアレックス・モルチャン(スロバキア)を6-4 6-1 7-6(3)で破って16強入りを決めていた。

 フリッツは準々決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第21シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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