ルブレフがティームを倒して今季4勝目に王手、決勝の相手はコルダ [ヒホン・オープン]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヒホン・オープン」(ATP250/スペイン・アストゥリアス州ヒホン/10月10~16日/賞金総額67万5345ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がドミニク・ティーム(オーストリア)を6-4 6-4で下して今季4勝目に王手をかけた。

 いつも通り非常にアグレッシブなテニスを展開したルブレフは試合の序盤に相手のサービスを攻撃してポイントの早い段階で勢いをつけ、第4ゲームでブレークして4-1、5-2とリードした。そこからティームの抵抗に合ってブレークバックされたルブレフは、5-4からふたたびブレークして第1セットを先取した。

 第2セットはサービスキープで進み、ルブレフが5-4からティームのサービスゲームを破って試合を締めくくった。

「4-1から5-1とするためのブレークポイントを手にしていたとき、試合は僕に有利な方向に進むかに見えていた。でもそれから追い上げられ、5-4から彼がサービスゲームを迎えた。受け入れるのは簡単じゃなかったけど、そこでいいゲームができたのは幸運だった。ドミニクも少し僕を助けてくれたけどね」とルブレフは第1セットを振り返った。

「そのあとはより自信を感じ、ストレートセットで勝つことができた。それがもっとも重要なことだ。今大会ではここまで非常にいいプレーをしてきたから、明日は今週のベストテニスを見せるようトライするよ」

 今大会でタイトルを獲得すればトップ100に返り咲くことができるはずだった元世界ランク3位のティームは、2021年6月に負った手首のケガからの復帰が思うように進まずにカムバック後にツアーレベルで6連敗と苦しかったシーズン前半を乗り越え、この大会では本来の力強いバックハンドを取り戻したように見えた。

 ルブレフは決勝で、アルトゥール・リンデルネック(フランス)を7-6(2) 6-3で破って勝ち上がったセバスチャン・コルダ(アメリカ)と対戦する。

 非常に安定したプレーでツアー初優勝を飾った昨年5月のパルマ以来となる3度目のツアー決勝進出を決めたコルダは、「本当にいい試合で、勝負を分けたのはほんの数ゲームだった。勝てて凄くうれしいし、明日の決勝に向けてわくわくしているよ」と試合後にコメントした。

「非常に難しい試合になるだろうけど、僕には決勝に臨む準備ができている!」

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写真◎Getty Images

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