ティームがセルンドロを倒して4強入り、リンデルネックは9つのマッチポイントを凌いでカレーニョ ブスタに勝利 [ヒホン・オープン]

写真はドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヒホン・オープン」(ATP250/スペイン・アストゥリアス州ヒホン/10月10~16日/賞金総額67万5345ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)が第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-4 6-3で倒し、2020年シーズン以来のタイトルまであと2勝と迫った。

 この大会で復調の大きな手応えを感じていたティームはこの日も自信に満ちたプレーを見せ、持ち前のトップスピンのかかったパワフルなグラウンドストロークでセルンドロに打ち勝った。ティームがツアーレベルで4強入りしたのは、7月のグスタード以来で今季2度目となる。

「このコートでは最初の試合からフィーリングがよかったんだ。試合でも主導権が握れている」とティームは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ここはとてもいい雰囲気で、月曜日からプレーを大いに楽しんできた。週末にまだ勝ち残っていて、またもう1試合をプレーできてうれしいよ。ランキングを上げようとしている僕にとって、これは非常に重要なことだ。ツアー大会での準決勝進出はかなり助けになるからね」

 最初の2試合でジョアン・ソウザ(ポルトガル)とマルコス・ギロン(アメリカ)に勝っていたティームは今季のツアーレベルでマッチ14勝目を挙げたことで、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで132位に浮上した。もし今大会で優勝すれば、彼はトップ100に返り咲くことができる。

 今大会にプロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場したティームは次のラウンドで、第5シードのトミー・ポール(アメリカ)を7-5 6-3で破って勝ち上がった第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、セバスチャン・コルダ(アメリカ)とアルトゥール・リンデルネック(フランス)の顔合わせとなった。コルダがアンディ・マレー(イギリス)を6-4 1-6 6-1で振りきり、3時間7分の死闘で9つのマッチポイントを凌いだリンデルネックは第2シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に4-6 6-3 7-6(16)で競り勝った。

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写真◎Getty Images

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