フェデラーは2020年シーズンに向け、すでに「わくわくしている」

 世界3位のフェデラーは、今季4つのATPタイトルを手に年を終えたが、ウインブルドン決勝では第5セットで2つのマッチポイントを握りながらジョコビッチに敗れ、保持する「20」のグランドスラム・タイトルに「もうひとつ」を加えることはできなかった。

 彼はATPファイナルズでも、チチパスに3-6 4-6で敗れた準決勝で手にした「12」のブレークポイントのうちひとつしかものにできず、記録更新となる同大会7度目のタイトルに今一歩およばなかった。

 しかしながら、健康であり続けさえいれば来季もグランドスラムでタイトルを目指して戦えるとフェデラーは信じている。

「今年同様のレベルでプレーし続けなければならない。そうすればチャンスを生み出すことはできるだろう」とフェデラーは来季を見据えた。

「それから、試合がやってきたときには、ただ毎日非常にいいプレーをしていた10年から15年前ほど容易ではないかもしれない。今日も勝つチャンスはあった…今季、インディアンウェルズやウインブルドンでも勝つチャンスはあったんだ。それ(をつかめるかつかめないか)はシーズン全体を変えかねない。自信を、ことの流れを逆転しかねない。でも僕は今季の自分のプレーぶりをうれしく思っており、来季に向けてすごくわくわくしているんだよ」

(APライター◎マティアス・カレン/構成◎テニスマガジン)

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)、11月16日撮影
LONDON, ENGLAND - NOVEMBER 16: Roger Federer walking on to the court for his semi final match against Stefanos Tsitsipas during Day Seven of the Nitto ATP World Tour Finals at The O2 Arena on November 16, 2019 in London, England. (Photo by Hannah Fountain - CameraSport via Getty Images)

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