メドベージェフが接戦を切り抜け4強入り「すべては小さな瞬間にかかっている」 [カタール・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/カタール・ドーハ/2月20~25日/賞金総額148万5775ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がクリストファー・オコネル(オーストラリア)に6-2 4-6 7-5で競り勝ちベスト4進出を決めた。

 立ち上がりからベースラインプレーで相手を圧倒したメドベージェフが第1セットを先取したが、第2セットは効果的にネットプレーを織り交ぜて相手のミスを引き出したオコネルが取り返した。しかし冷静さを保ったメドベージェフは第3セット5-5からブレークに成功し、続くサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間59分で勝利をもぎ取った。

「第3セット5-5でブレークする最後のチャンスを迎えたとき、僕はかなりいいプレーをすることができた。彼はそれまでしなかったようなミスをいくつか犯した。それは試合の重要な瞬間だったから、今日の勝利に繋がったよ」とメドベージェフは試合を振り返った。

「すべては小さな瞬間にかかっているんだ。自信だったり、単純に運によって決まったりもする。僕はキャリアを通して接戦で勝ったり負けたりしてきたけど、これまでの経験を生かしてうまくやれるようにしていきたいと思っている。今日はうまくいってよかったよ」

 メドベージェフは次のラウンドで、第7シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-4 7-6(5)で破って勝ち上がった第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。メドベージェフはオジェ アリアシムと過去5戦して全勝しており、今季初優勝を飾った前週のロッテルダム準々決勝でもオジェ アリアシムにストレートで勝っている。

「もちろん、先週よりもうまくやりたいと思っているよ。ダニールとの対戦はチェスの試合みたいなものだ。彼には毎回やられているけど、明日は勝てるように頑張るよ」

 もうひとつの準決勝は、イリ・ラフェチュカ(チェコ)とアンディ・マレー(イギリス)という新星とベテランの顔合わせとなった。ラフェチュカが第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を4-6 6-4 6-3で倒す番狂わせを演じ、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ナンバーワンのマレーは予選勝者のアレクサンドル・ムレール(フランス)に4-6 6-1 6-2で逆転勝利をおさめた。

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写真◎Getty Images

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