4つのマッチポイントを克服したクビトバがペグラを倒して7年ぶり3度目の8強入り「とにかく前に進み続けるだけだった」 [WTAインディアンウェルズ]

写真はペトラ・クビトバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で第15シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)に6-2 3-6 7-6(11)で競り勝ち、7年ぶり3度目の8強入りを決めた。

 一進一退の攻防が切り広げられた第3セットでクビトバは4-5からのレシーブゲームで一度、もつれ込んだタイブレークでも3度マッチポイントに直面しながらもその都度ピンチを切り抜けた末に2時間14分で勝利をもぎ取った。

「とにかく前に進み続けるだけだったわ。どんな状況でもアグレッシブな姿勢を崩さないようにしていたけど、常にできていた訳ではなかった。勝てて本当にうれしいけど、今は疲労困憊よ」とクビトバは試合後に語った。

 年頭の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」でもペグラに勝っていたクビトバは、通算の対戦成績を4勝1敗とした。最近の彼女は最高峰の選手に対して最高のプレーを見せており、トップ5プレーヤーに対する連勝を「4」に伸ばした。

 クビトバは次のラウンドで、第17シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 5-7 6-3で破って勝ち上がった第7シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。両者は過去7度対決し、4勝3敗でサカーリがリードしている。ウインブルドン優勝歴2度を誇る33歳のクビトバは輝かしいキャリアを送ってきたが、『サンシャイン・ダブル』と呼ばれるインディアンウェルズとマイアミの両大会では一度も準決勝に勝ち進んだことがない。

「間違いなく激しい戦いになるでしょうね。私たちの試合はいつもそうだから。彼女は今大会の全試合でフルセットを戦っているから、次も接戦にることを覚悟しているわ」とクビトバは次戦を見据えた。

「何をしなければならないかはわかっている。ここでは(昨年の3回戦で)彼女に負けたこともあるし…。とにかく今日のようにアグレッシブにプレーしてベストを尽くすだけよ」

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写真◎Getty Images

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