第3セットのタイブレークを制したチチパスがティームに逆転勝利、オジェ アリアシムらシード勢9人は初戦敗退 [マドリッド・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月26日~5月7日/賞金総額879万6536ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)に3-6 6-1 7-6(5)で競り勝ちベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、アルカラスはこの試合が初戦だった。チチパスで第4ゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落としたが、第2セット以降は一度もブレークポイントに直面することなく逆転勝利をおさめた。

 特に第1セット終盤から第3セット序盤にかけて39本連続でファーストサーブを入れたチチパスは第2セットを取り返したあと、お互いにキープし合って突入した第3セットのタイブレークで2度目のマッチポイントをものにして2時間19分のバトルを締めくくった。

 9度目の対決でティームから4勝目を挙げたチチパスは次のラウンドで、マルコス・ギロン(アメリカ)を3-6 6-3 6-4で破って勝ち上がった第25シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)と対戦する。

 この日初戦に臨んだチチパス以外のトップ10プレーヤーは第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と第8シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が3回戦に駒を進めたが、第7シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)はドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)に2-6 6-3 6-7(5)で惜敗した。

 そのほかの試合では第9シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第11シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第16シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、ベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、ペドロ・カチン(アルゼンチン)、クリスチャン・ガリン(チリ)、ジャン・ジージェン(中国)のほか、アレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)、ロマン・サフィウリン(ロシア)、アスラン・カラツェフ(ロシア)の予選勝者3人が2回戦を突破した。

 第14シードのトミー・ポール(アメリカ)、第19シードのダニエル・エバンズ(イギリス)、第21シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、第23シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)、第24シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第27シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、第31シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)、第32シードのベン・シェルトン(アメリカ)は初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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