チチパスが初戦で敗れる番狂わせ、36歳ガスケはツアーレベルでのマッチ600勝目「僕にとって大きな成果」 [ATPシュツットガルト]
ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月12~18日/賞金総額79万5730ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がベテランのリシャール・ガスケ(フランス)に6-7(8) 6-2 5-7で敗れる番狂わせが起きた。
上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、チチパスはこの試合が今季のグラスコート初戦だった。タイブレークの末に第2セットを先取したガスケは第2セットを取り返されたが、第3セット最終ゲームをブレークして2時間17分で記念すべきツアーレベルでのマッチ600勝目を決めた。
現役選手でこの数字に達したのは1068勝のラファエル・ナダル(スペイン)、1058勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、725勝のアンディ・マレー(イギリス)に次いで4人目となる。
「僕にとって大きな成果だ。達成するのは凄いことで、ツアーで20年間プレーして600勝したことは僕にとって大きなことだ。この数字にはとても満足している。もちろん更に勝てるよう努力するよ」と5度目のマッチポイントをものにして勝利を決めたガスケは試合後のオンコートインタビューで語った。
「信じられないような試合だった。勝つために多くのプレッシャーと戦わなければならなかった。これは言うまでもなく素晴らしい勝利だ。確かに僕は5つのマッチポイントを手にした。あのゲームを取ることは重要だった。タイブレークでは何が起こるかわからないらね。本当によかった」
キャリアを通してトップ10プに対して36勝とトップ5に対して11勝を挙げているガスケにとって、これは昨年5月にジュネーブの2回戦で当時世界ランク2位だったダニール・メドベージェフ(ロシア)に勝って以来の対トップ10勝利となる。
日曜日に37歳の誕生日を迎えるガスケは次のラウンドで、第5シードのトミー・ポール(アメリカ)を7-6(4) 7-6(5)で破って勝ち上がったヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦する。
そのほかの試合では第2シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)がアスラン・カラツェフ(ロシア)を7-6(4) 6-3で退け、予選勝者のマートン・フチョビッチ(ハンガリー)はウー・イービン(中国)を6-4 4-6 6-4で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。
写真◎Getty Images
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