スビトリーナがケニンを退け16強入り「コートに立つすべての瞬間に感謝している」 [ウインブルドン]
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の女子シングルス3回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が元世界ランク4位のソフィア・ケニン(アメリカ)を7-6(3) 6-2で下してベスト16進出を決めた。
タイブレークの末に第1セットを先取したスビトリーナは、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間32分で勝利を決めた。2020年オーストラリアン・オープン優勝者のケニンは予選3試合を勝ち上がったあと、1回戦で自国の後輩でもある第7シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-4 4-6 6-2で倒すなどして勝ち上がっていた。
「第1セットを取れてよかったわ。今日の勝利には本当に満足している。私はとにかくコートに立つすべての瞬間に感謝しているの」とスビトリーナは試合後にコメントした。
昨年10月に夫でありテニス選手のガエル・モンフィス(フランス)との第一子となる娘スカイを出産したあと今年4月のチャールストンで復帰したスビトリーナは、5月のストラスブールで母としての初タイトルを獲得するなど周囲の予想以上に迅速かつ順調にカムバックの過程を辿っている。
「私のマインドセットは以前と同じではない。前より辛抱強くもなったし、ボールをうまく打ち抜けるようにもなったしね。今は守らなければならないポイントもなくて勝った分だけ増えるから、私たちはいい方向に進んでいると思う。いい感じだし、凄くやる気を感じているわ」と元世界3位のスビトリーナは結婚と出産を経験したあとの変化について話した。
「私は1年間プレーしていなかった。もちろん家にいて娘と一緒に過ごすのは私とガエルにとって素晴らしい時間だったけど、コートに戻ってウインブルドンのような大会でプレーするのを楽しみにしていたの」
2019年大会で4強入りした実績を持つスビトリーナは次のラウンドで、第11シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第19シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。ふたりは次が6度目の対決なるが、過去5戦はいずれもアザレンカが勝っている。
写真◎Getty Images
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