今季飛躍のユーバンクスが本戦デビューのウインブルドンで8強入り、チチパスは今大会3度目の5セットで力尽きる

写真はクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス4回戦でクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)が第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を3-6 7-6(4) 3-6 6-4 6-4で倒す番狂わせを演じ、ノーシードからグランドスラム8強の舞台へ駆け上った。試合時間は3時間4分。

 ウインブルドンに3年連続5度目の出場となる27歳のユーバンクスは、ダイレクトインで初の本戦り。過去3度プレーした予選では、1勝3敗という戦績だった。グランドスラム本戦でプレーするのが9度目のユーバンクスは、今大会まで2勝しか挙げていなかった。

 本戦デビューの選手がウインブルドンでベスト8に進出したのは、前日に勝利を決めていたロマン・サフィウリン(ロシア)に続いて今大会で2人目となる。

 3月にマイアミ(ATP1000/ハードコート)で準々決勝に進出してトップ100デビューを果たしたユーバンクスは、大会前週のマヨルカ(ATP250/グラスコート)でツアー初優勝を飾って世界ランク自己最高の43位で今大会を迎えている。

 両者は今回が初対戦。チチパスは雨の影響を受けた前半の1回戦から3回戦まで5日連続でプレーして合計13セットを戦い、1日の休養日を挟んでこの試合を迎えていた。

 今大会でのユーバンクスは1回戦でチアゴ・モンテーロ(ブラジル)を4-6 7-5 7-5 6-3で、2回戦で第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を6-3 3-6 6-2 7-6(3)で、3回戦ではクリストファー・オコネル(オーストラリア)を7-6(5) 7-6(3) 7-6(2)で破って勝ち上がっていた。

 ユーバンクスは準々決勝で、イリ・ラフェチュカ(チェコ)が4-6 2-6とリードされた時点で棄権したため勝ち上がった第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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