世界1位シフィオンテクを倒したスビトリーナが出産を経て4年ぶりの準決勝進出 [ウインブルドン]

写真はエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-5 6-7(5) 6-2で倒してベスト4に進出した。試合時間は2時間51分。

 ウインブルドンに2年ぶり10度目の出場となる28歳のスビトリーナは、2019年のベスト4がこれまでの最高成績。昨年はロシアによるウクライナ侵攻で受けた精神的苦痛とケガを理由にツアーを一時離脱し、同年10月に夫でありテニス選手のガエル・モンフィス(フランス)との第一子となる娘スカイを出産した。

 この結果でスビトリーナは、シフィオンテクとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2021年5月にローマ(WTA1000/クレーコート)の準々決勝で一度顔を合わせており、シフィオンテクが6-2 7-5で勝っていた。

 今大会でのスビトリーナは1回戦でワイルドカードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-4 6-3で、2回戦で第28シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-1 1-6 6-1で、3回戦で予選勝者のソフィア・ケニン(アメリカ)を7-6(3) 6-2で、4回戦では第19シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を2-6 6-4 7-6(11-9)で破って8強入りを決めていた。

 スビトリーナは次のラウンドで、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と対戦する。ボンドルソバは準々決勝で、第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-4 2-6 6-4で下して勝ち上がった。

 敗れはしたが先月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で2年連続3度目の優勝を飾った22歳のシフィオンテクは大会前週のバート ホンブルク(WTA250)で4強入りし、四大大会でもっとも結果を出せていなかったウインブルドンでも初めて準々決勝に進出してグラスコートシーズンでの自己最高成績をマークした。

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写真◎Getty Images

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