ガウフがサカーリを倒して今季2勝目、同種目で大会史上最年少のチャンピオンに [WTAワシントンDC]
WTAツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(WTA500/アメリカ・ワシントンDC/7月31日~8月6日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)が第4シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-2 6-3で下し、同大会の同種目で最年少のチャンピオンに輝いた。
18歳のガウフがWTAツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは、1月のオークランド以来でキャリア4度目となる。同大会ではキャサリン・マクナリー(アメリカ)とペアを組み、2019年にダブルスで優勝を飾っていた。
立ち上がりに3-0とリードしたガウフは一旦ブレークバックされたあと3-2から3ゲームを連取して第1セットを先取し、ややもつれた展開となった第2セットで3-3に追いついたことで主導権を取り戻すと1時間24分で今季2勝目を挙げた。サカーリはこれに先立ちガウフとの対戦成績で4勝1敗とリードしていたが、この日はブレークバックした直後など重要な場面でミスを犯して墓穴を掘ってしまった。
大会を通して最多となる25本のサービスエースを決めたガウフは、サービスと攻撃力が攻撃力が向上したのは新コーチのペレ・リバ(スペイン)とブラッド・ギルバート(アメリカ)のおかげだと感謝した。
「チームが全員揃ったのはこの大会が初めてだったの。このような結果を残せてうれしい。(1回戦負けに終わった)ウインブルドンで一緒だった人たちにとって数週間前は本当に大変だった。皆がそれを痛感していたけど、立ち直ることができてよかったわ」とガウフは表彰式のスピーチで語った。
決勝で敗れはしたが、前日に第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を倒してトップ5プレーヤーに対する今季初勝利を挙げたサカーリは「素晴らしい1週間だった」と大会を振り返った。彼女もまた、ウインブルドンで初戦敗退を喫したあと今大会を迎えていた。
「正直に言うと(負けたことに)かなりがっかりしている。でもそれと同時に1ヵ月前には自分がこの場にいるなんて思ってもいなかったから」
写真◎Getty Images
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