世界215位の望月慎太郎がトップ10プレーヤーとの初対決で金星、前年覇者フリッツに第1セット0-6から逆転勝利で8強入り [木下グループジャパンオープン]

写真はBMWオープンでの望月慎太郎(IMG Academy)(Getty Images)


 国内唯一のATPツアー公式戦「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月16~22日/賞金総額217万8980ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、望月慎太郎(IMG Academy)がディフェンディング・チャンピオンで第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)で0-6 6-4 7-6(2)で倒す番狂わせを演じてベスト8進出を果たした。

 1ゲームも取れずに第1セットを落とした望月は第2セット第7ゲームでブレークしたリードを守って試合を振り出しに戻し、第3セット2-5から挽回して持ち込んだタイブレークをものにして2時間1分で金星を挙げた。

 同大会に2年連続出場となる20歳の望月は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で本戦入り。プロ転向後の国内大会初参戦だった昨年は、1回戦でブランドン・ナカシマ(アメリカ)に3-6 2-6で敗れていた。

 両者は今回が初対戦。2019年7月にウインブルドン・ジュニアの男子シングルスで日本人選手として初のチャンピオンに輝いた望月にとって、これはトップ10プレーヤーに対する初挑戦だった。

 今大会での望月は1回戦で世界ランク31位のトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)を6-4 7-6(5)で破り、ツアー本戦初勝利を挙げていた。

 キャリア最大の勝利を挙げた望月は次のラウンドで、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)と対戦する。ポプリンは2回戦で、予選勝者のクリスチャン・ガリン(チリ)を4-6 7-6(3) 6-2で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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