シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」（フランス・パリ／本戦5月26日～6月9日／クレーコート）の男子シングルス3回戦で、第3シードのカルロス・アルカラス（スペイン）が第27シードのセバスチャン・コルダ（アメリカ）を6-4 7-6(5) 6-3で退けベスト16に進出した。試合時間は2時間39分。

　同大会に5年連続出場（2020年の予選敗退を含む）となる21歳のアルカラスは、トップシードとして初めて四大大会に臨んだ昨年の大会で自己最高のベスト4をマーク。そのときは5試合を勝ち抜いたあと、準決勝でケイレンにも見舞われノバク・ジョコビッチ（セルビア）に3-6 7-5 1-6 1-6で敗れていた。

　3月にインディアンウェルズ（ATP1000／ハードコート）で今季初タイトルを獲得したアルカラスはヨーロッパのクレーコートシーズンに入ると右腕のケガに悩まされ、前哨戦はマドリッド（ATP1000）にしか出場せず3勝1敗の戦績で今大会を迎えている。

　アルカラスは次のラウンドで、第15シードのベン・シェルトン（アメリカ）と第21シードのフェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）の勝者と対戦する。この試合は第3ゲームでブレークに成功したオジェ アリアシムが第1セット5-4からサービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、雨により順延となった。

　それ以外にも屋根のないコートで行われたボトムハーフ（ドローの下半分）の男子シングルス3回戦残り2試合が雨で中断し、決着は翌日以降に持ち越しとなった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、Qは予選勝者

大会6日目◎5月31日｜主な試合結果

男子シングルス3回戦

81ベン・シェルトン（アメリカ）[15] 4-5 順延 88フェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）[21]

○96カルロス・アルカラス（スペイン）[3] 6-4 7-6(5) 6-3 ●89セバスチャン・コルダ（アメリカ）[27]

97ホベルト・フルカチュ（ポーランド）[8] 6-3 7-6(0) 2-1(40-40) 順延 102デニス・シャポバロフ（カナダ）

106ジズー・ベルグス（ベルギー）[Q] 3-6 1-2 順延 112グリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）[10]