ユニットターンに始まった準備はフルターン、バックスイングへ続く_ジョコビッチのフォアハンド検証第3弾

\自然に生まれる“ドッグ・パット”の動き/
バックスイングの最終地点|The Bottom of the Backswing
フォワードスイングで自然に起きる
ラケットフェースを伏せる
“ドッグ・パット”の動き
(犬をなでる動作)がある
インパクトポイントに向かうフォワードスイングの“出だし”に、ボールを打つ腕がどのようにセットアップされるかということを見ていきましょう。

バックスイングでラケットが下がっていく部分を見ていくと、出くわす課題が“ドッグ・パット”のポジションです。“ドッグ・パット”とは、ラケットヘッドが下がっていくときが、あたかもラケットで“犬の頭をポンポンとなでる”ように、コートに向けてラケットフェースを伏せることを表現したものです。
程度の差こそあれ、ほとんどのトッププレーヤーがこの“ドッグ・パット”をしています。ジョコビッチも間違いなくそのひとりです。ラケットヘッドが下がるにつれ、ラケットフェースがコートに対して平行に近づきます。真下を向こうものなら、“フル・ドッグパット”という表現の方が近いかもしれません。
プレーヤーによって“ドッグパット”の度合いはボール毎に変わるようですが、ジョコビッチはほとんどすべてのスイングにおいて行なう傾向があります。
問題あり!
“ドッグ・パット”を
意識的にやると
スイング速度が
上がらない
一般的に言って、このラケットフェースを伏せる度合いがぐっと低いプレーヤー、または、まったくそうしないプレーヤーもいます。その中にはファン マルティン・デル ポトロ(写真)や、偉大なピート・サンプラスなども含まれます。したがって、“ドッグ・パット”は絶対不可欠なものというわけではありませんし、良いフォアハンドに必須のことというわけでもありません。

“ドッグ・パット”がないデル ポトロのフォアハンド|ファン マルティン・デル ポトロのようなプレーヤーは、“犬をなでず”(面を伏せず)。なでたとしてもごく稀
それなのに、なぜほとんどのプレーヤーがこれをやるのか? という疑問が残ります。そこで “ドッグ・パット”なしでプレーできるかどうか私自身が実験をしてみましたが、かなり努力をしてもほとんどのケースで部分的にラケットフェースを伏せてしまい、取り除くことができませんでした。このラケットフェースを伏せる動作というのは、おそらく自然かつ自動的で、ポジティブな何かがあるものです。
しかし、だからと言って“ドッグパット”を意識的に生み出そうとすることは間違いです。特に低いレベルのクラブプレーヤーが、そこだけ部分的にやろうとすると問題を生み出す可能性があります。例えば次の写真のプレーヤーを見てください……

この写真のクラブプレーヤーは、ドッグ・パットの状態を長く保ち過ぎている。フォワードスイングに入ってからもラケットフェースを伏せているため、ボールの角度に合わせて調整しなければならない。そのためラケット(ヘッド)のスピードも失ってしまっている
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