4限目_堀内昌一先生「大きなステップでボレー&スマッシュ」
練習方法◎コーチ役がボレーの球出しをしますが、ボールはネットにかかるように出します。練習するみなさんはサービスラインからスタートし、ボールがネットにかかるより前にネットまでたどりつき、ラケットでネットタッチしてください。ボールと競争です。このドリルは、みなさんがもっている能力を最大限引き出すドリルです。大胆な動きを必要としますので、自然に低い姿勢がつくれ、大股で動くようになっていきます。そしてボールがくるのを待つのではなく、自分から時間を奪いにいくことが理解できます。
「前進することで時間と場所を奪えることが体験できた!」と福田さん
Before|今までは前にも後ろにも保険をかけていて、そのために前にもつめきれずボレーを失敗し、スマッシュにも自信がなく…
After|前進することで時間と場所を奪えることが体験できた!
福田さん「前進することで時間と場所を奪えることを知識だけでなく、体験できました。その位置からオーバーヘッド(ロブ)を追いかけることもとりあえずできそうです。ロブはストロークを追いかけるよりボールが遅いわけで、正しく走れば取れるということが理解できました」
さらに詳しく Interview
福田さん「(堀内先生に)ネットぎりぎりまでつめても、自信がないという質問をしたところ、正しく走れば取れる、返球の方法はあるとアドバイスされました。そのときハッとしたんですけど、ロブのボールは遅いですよね。でも、なぜか抜かれてしまう。ほかの方から見たら、みすみす抜かれているボールなんだろうと思います。正しく走れば、ドカンと打てなくてもとりあえず返球はできると、そういう自信をつかめました。すべてを体験して理解できるようにもっていってもらえたことが素晴らしかったです」
Attention!|気をつけよう!
「その場(サービスライン)でボレーする人」「ステップが細かすぎる人」
練習の最初の段階では、サービスラインでボレーを打ってネットミスをする人が多く、ネットの前がボールだらけになりました。また、ハードコートの上をキュッキュッと擦れる音が多く聞こえてきましたが、これはステップが細かい証拠。それではネットにつめることができません。大きなステップに変えてネットにつめる動きを練習したら、その音は消え、ネット前に転がっていたボールもほとんどなくなりました。このようにプレーされたら、相手は恐怖を感じておそらく引き気味になるでしょう。
相手の時間と場所を奪うということは自分が時間と場所を得するということです。
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