30代からのシニア強化プログラム(1)担当は竹内映二コーチ「ローテーションでボールを打つ」
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30歳以上のスポーツ愛好家なら誰でも参加できる世界大会が「ワールドマスターズゲームズ」。4年に一度の大会が、2021年に日本にやって来ることになった! 関西全域で行われるこの大会をひとつの目標に、テニマガ・テニス部は「30代からの強化プログラム」を始動。その第一弾として、テニマガ講師陣の中から竹内映二コーチが実際に30歳以上の読者代表3名を徹底指導した。30歳以上のみなさん、テニス上達のためのレッスンをどうぞ参考に!【2019年4月号掲載】
指導◎竹内映二(竹内庭球研究所) 撮影◎菅原 淳 取材協力◎高輪テニスセンター 品川プリンスホテル
竹内映二コーチより「はじめに」
かつて小さなラケット面のウッドラケットでプレーを始めたシニアプレーヤーのみなさん。ボールを正確にとらえるために、グリップは薄く握り、スイングはボールの高さに合わせ水平気味にゆっくりスイングしましたね。ラケット面でボールを運ぶように打つ、そういう打法が基本とされた時代がありました。
それが今や身体の“ローテーション”を使って、加速・減速を操ってボールを打つようになりました。“ローテーション”って何だ? と思う人もいるでしょう。ローテーション(身体の回転運動)でボールを打つと、さまざまな打点に対応できるほか、身体が疲れにくいんです。ジュニアや学生、プロはこの打法でプレーしていて、これをまだ知らないシニアプレーヤーは、今からでもぜひ目指してください。テニスプレーヤー共通の理想の打法です。
今回参加した読者代表のみなさん(テニマガ・テニス部)
歌川雄介さん(36歳/東京都)
現在のストローク状況(自己評価)
都立高校のテニス部顧問となって9年。軟式テニスあがりです。テークバックが大きいです。当たりが厚くならず、カスカスになっています。ボールを潰して打つようなパワーはありません。かといってボレーはうまくないです。でもストロークは好きです。
臼井礼史さん(47歳/山梨県)
現在のストローク状況(自己評価)
30年弱前にテニスを始めたとき、ストロークはレベルテークバックで、スクエアに踏み込み、前後の体重移動で打つ、という時代でした。そのため、どうしてもローテーションをうまく使えず、テークバックは真っ直ぐに引いて、押すようにスイングしてしまい、身体の回転を意識すると今度はスイングが横振り(払う感じ)になってしまうというジレンマがあります。自分のスイングにたいへん迷いがあります。
圓子恭弘さん(53歳/東京都)
現在のストローク状況(自己評価)
スクールに通わず単発のレッスンに参加し、テニマガ含む雑誌やDVD、YouTube等を見たりして練習しているものの、自己流なため、よいボールとそうではないボールのばらつきが多いと思っています。きちんとローテーションしたテークバックから振り出せるのか、ご指導をよろしくお願いいたします。
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/13041/images/85a666d53b5e7206603fa3a5b6fb2ff21cdf4604.jpg?w=1200)
左から臼井さん、圓子さん、竹内コーチ、歌川さん
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