鈴木貴男プロ_“運動連鎖”があなたのサービスを変える_ムダな動きをしていませんか?
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すくい上げる動作はすごく間違えやすい! 気をつけるべき4つのミス
ボールをすくい上げる動作でもっとも間違えやすい、特に球技経験が少ない人が陥りやすいミスを紹介しましょう。
まずは、捕球する手の使い方。ボールに手を覆いかぶせて取ってしまうと、トスを上げる際に無駄な動作が入り、間ができてしまいます。捕球した際に、左右の腕が違う動きになるのもダメ。両腕でボールをすくう動きが、トスを上げるまでの運動連鎖に繋がっていることを意識しましょう。
軸足よりも前でボールを取るミスも多く、身体が前に突っ込むことで、スムーズな動きが遮断されてしまいます。膝の曲げ伸ばしも必要なく、捕球時はスタンスを広くとって頭の上下動は極力避けるようにしましょう。
手のひらで覆いかぶせる
すくい上げる手と利き手の動作がバラバラ
左足(軸足)より前でボールを取る
膝の曲げ伸ばしでボールを取る
昔からビッグサーバーは運動連鎖を巧みに使っていた!
プロのプレー写真を見るときに、ついつい選手の“個性”に目がいきがち。例えばサービスの構え。ピート・サンプラス(アメリカ)やゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)、松岡修造さんといった歴代のビッグサーバーは誰もが真似したくなるフォームです。ただ、その中から“特徴的な動作”だけを切り取り、真似してしまうのはとても危険な状況と言えます。
彼らには彼らだけがつかんだ“リズム感”があります。例えば、イバニセビッチの場合、構えたときに一瞬止まっているように見えますが、実際は細かく揺れています。この揺れが彼のリズム感であり、これを理解せずに真似てもフォームがバラバラに崩れるだけなので注意しましょう。
松岡修造の運動連鎖
「現役時代の松岡修造さんはしっかりとした運動連鎖で、下半身からぐっと上方向に持ち上げる動作がすごかった。ボールの伸びがとにかく鋭く、僕が好きなサービスのひとつ」
サンプラスの構え
イバニセビッチの構え
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