忘れがたきタイブレーク(1) 史上最高の試合「ナダル対フェデラー」|2008年ウインブルドン決勝

スリルはファイナルセットへ、人間の力を超えた熱闘を見た
両者にとてつもないプレッシャーがかかっていた。特にフェデラーの重圧が大きかった。フェデラーはチャンピオンらしく、バックのパッシングショットをダウン・ザ・ラインに決めた。これで8-8。
勢いに乗ったフェデラーはクロスコートへのフォアハンドのウィナーで9-8とした。フェデラーがファーストサービスをミスしたときに、観衆からは「ああ〜」と残念がる声が漏れた。誰もがこの試合がファイナルセットまでもつれることを望んでいたのだ。そしてナダルのリターンが長くなると、彼らの望みは叶った。
タイブレークを制したのはフェデラー。しかし、ナダルはこのバトルを最終セット9-7で制した。このセットも直前のタイブレークと同じくらいスリルにあふれたものだった。チャンピオンシップポイントでフェデラーがフォアのアプローチショットをネットすると、ナダルは背中からコートに倒れ、両手を目いっぱい伸ばした。

2セットリードから追いつかれての勝利で、ついにウインブルドン初制覇を遂げたナダル
「“解放された”という感じではなかった。それ以上のものだった。人生でもっとも張りつめた4時間48分を終えた瞬間に、体の中に抑え込んでいた大きなパワーと高揚感、気持ちが爆発したんだ。人生最高の純粋な喜びが込み上げてきた」
28年間、ウインブルドン決勝では「ボルグ対マッケンロー」が史上最高の試合と言われてきた。だが、ナダルとフェデラーが繰り広げた、人間の力を超えるような熱闘を見たとき、ジョン・マッケンローは「本当にすごい、信じられない、真の記憶に残る試合だ。これは間違いなく史上最高の試合だ」と言った。
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