横山正吾トレーナー×清水悠太プロ「#StayHomeのあとは徐々に動き始めよう!」チューブトレーニング編【記事&動画】



トレーニング9|ステップインして
横方向に大きくひねる

 トレーニング8の応用です。まずチューブを結ぶ位置を下げてください。股関節を曲げた基本姿勢から、(スイング方向)前方に①、②、③、④と踏み込み、前進するとともに息を吐きながらチューブを引っ張りスイングします。胸の前まで持っていきます。チューブを引っ張る運動の方向を意識しながら下半身から上半身へエネルギーを伝えていきます。10回、両サイド行います。



ワンポイントアドバイス

肘を引く(テークバック)と軸足を決めるタイミングを合わせる


 上半身をひねるのと前足を着地するタイミングを合わせる理由は、ストロークの際のテークバックと軸足を決めるタイミングを合わせたいからです。実際のストロークで、軸足をついたときに肘を引き切れていない(ひねり切れていない)と、そこからテークバックをするため、手打ちになりがちです。軸足をついたときにはテークバック(体のひねり)は終わっていたいので、後ろ、左右、前、どの方向へ動くとしても、軸足の着地と上半身のひねりのタイミングを合わせることが大事です。それをイメージしたのがドリル10です。

トレーニング10|下半身の動きと上半身の動きを合わせる
チューブを後ろに引く

 チューブを低い位置に結びます。フェンスのほうを向いてチューブを左手で持ち、チューブの結び目と左手、左足が直線になる位置に立ちます。スタンスは肩幅くらい。上半身の動きと下半身の動きを合わせて行います。両足で2回弾んだあと、3回目に、左肘を後ろに引き(右手を前に出し)、同時に左足を前に出して(左膝を曲げて)沈み込みます。同時に行うことでひねりをつくります。

 肘を引く動作と足を前に出して着地する動作を合わせます。「パッ(弾んで)、パッ(弾んで)、パッ(肘を引く&足を出す)」「1、2、3」「2、2、3」「3、2、3」……などの掛け声もわかりやすいです。10回、両サイド行います。



トレーニング11|下半身の動きと上半身のひねりを合わせる
チューブを前に引く

 トレーニング10の発展形です。今度は出力を意識して、“エネルギーを出す”方向へ変えていきます。フェンスを背にしてチューブを右手で持ち、チューブの結び目と右手、右足が直線になる位置に立ちます。スタンスは肩幅くらい。両足で立って、右足を前に着いたタイミングで右肘を引き、左手を前に出して上半身をひねります。股関節、膝関節、足関節を曲げて着地し、そこから伸ばす力で前方向に腕を送り出します。右足のお尻の力を使って加速していくイメージです。右手を前に押し出したときは片足立ちで、ピタッと、バランスよく止まれるのがポイントです。10回、両サイド行います。

 この動作は右足のお尻のところから出力して、加速していくようなイメージです。しゃがみ込んで、タイミングを合わせて腕を加速していきます。

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