ノリーが2年連続の決勝を制してクレーコートでのツアー初タイトルを獲得、モルチャンは3度目の準優勝 [リヨン・オープン]
ATPツアー公式戦の「リヨン・オープン」(ATP250/フランス・リヨン/5月15~21日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がアレックス・モルチャン(スロバキア)を6-3 6-7(3) 6-1で振りきり今季2勝目を挙げた。
第1セットを先取したノリーは第2セット5-4のレシーブゲームで2つのチャンピオンシップポイントを逃しが、第3セットで3度ブレークして2時間31分の試合を締めくくった。
両者は今回が初対戦。26歳のノリーがATPツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは2月のデルレイビーチ(ATP250/ハードコート)以来でキャリア4度目だが、クレーコートでは初めてとなる。ツアー決勝での戦績は、4勝6敗となった。
「これは僕にとってクレーコートでの初タイトルだから、凄く大きな意味がある」とノリーは試合後のオンコートインタビューで語った。
今大会でのノリーは初戦となった2回戦でフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-4 6-4で、準々決勝でセバスチャン・バエズ(アルゼンチン)を6-4 4-6 7-5で、準決勝では19歳のオルガ・ルーネ(デンマーク)を6-2 5-7 6-4で破って2年連続となる決勝進出を決めていた。
24歳のモルチャンは今大会でセットを落とさず勝ち上がってきたが、ツアー決勝で3戦全敗となった。彼は昨年5月にベオグラード(ATP250/クレーコート)の決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に4-6 3-6で、先月にはマラケシュ(ATP250/クレーコート)の決勝でダビド・ゴファン(ベルギー)に6-3 3-6 3-6で敗れていずれも準優勝に終わっていた。
これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのイバン・ドディグ(クロアチア)/オースティン・クライチェク(アメリカ)が第2シードのマッシモ・ゴンサレス(アルゼンチン)/マルセロ・メロ(ブラジル)を6-3 6-4で下してチャンピオンに輝いた。
写真◎Getty Images
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